果汁100%

 

 

     0

 

 ボクには、彼女……恋人がいる。

 っていっても、そんなことは珍しいことじゃない。ボクだって二十二歳の社会人。恋人がいたっていいじゃないか。

 でもボクの恋人は、なんというか、ハッキリいっちゃえばまだ子供なんだ。

 名前は野原乃苺(のはらの いちご)。冗談みたいだけど、本名。

 年齢は九歳になったばかりで、小学校の三年生。センスのいいショートカットがよく似合っていて、まるでお姫様みたいにかわいいんだ。

 性格は素直で、人を疑うことを知らない。「守ってあげたいっ!」……って感じの子なんだけど、「ちょっとイジワルして困らせてみたい」って、そう思ったりすることもある。

 もちろん「イジワル」といっても、苺が本気で困ったり泣いたりするようなことはしない。ボクは苺を愛しているんだから。

 ホント、なんの照れもなく「愛してる」っていえるほど、ボクは苺に夢中でメロメロなんだ。

 ボクの名前は竹上巧(たけがみ こう)。世界一かわいいおんなの子を恋人に持つ、世界一幸せな男だ。

 

     1

 

「巧さん。お昼ごはんですよ?」

 毎週日曜日になると、苺はボクのアパートにやってくる。そしてお昼になると、お昼ごはんを作ってくれる。苺は、料理がとっても上手なんだ。

 裸エプロンという、苺の料理スタイル。

「好きな女の子に裸にエプロンだけの姿で料理を作ってもらうのは、男にとってとっても嬉しいことなんだよ?」

 苺が三年生になってすぐの頃、ボクは冗談めかしていった。だけど苺は、

「そうなのですか? わかりました」

 といって、その日から裸エプロンで料理を作ってくれるようになった。

 笑っちゃうくらい素直で、ボクを疑わない苺。ボクは、キッチンから料理を運んでくる苺に見とれた。あぁ……なんてかわいいんだろう。

 フリルがひらひらのエプロン。まるで苺のためにデザインされたかのように似合っている。エプロンの前を持ち上げる膨らみはまったくなく、幼さ全開だ。

 苺は、ボクが座るガラステーブルの上に野菜炒めが盛られた二枚のお皿を置き、真っ白な小さいお尻をふりふりしながら次の料理を取りにキッチンに戻る。

 ……ボク、こんなに幸せでいいんだろうか? なんだか、恐いくらい幸せだ。

 テーブルに、苺の手料理が出そろう。普通の家庭料理。でも、どれほど高価な料理だって、苺が作ったものには敵わない。

「はい、巧さん。あ〜んしてください?」

 解した焼き魚の身を箸で摘み、苺がボクに差し向ける。これじゃ、どっちが子供かわからない。

 ボクはいわれた通り、「あ〜ん」して焼き魚を口に入れる。

「おいしいですか?」

 訊かれるまでもないく美味しい。

「美味しいよ」

 答えると、苺はなんとも形容しがたい愛らしい顔をして微笑んだ。

 ……か、かわいいなぁ。ホント、苺はなんてかわいいんだろう。

 自分の食事は適当に、ボクの口に料理を運ぶ苺。幸せそうな顔をして、料理を食べるボクを見つめている。

「……苺」

「はい?」

「大好きだよ」

 苺は耳まで真っ赤にして、

「はいっ!」

 はにかんで答えた。

 

     2

 

 食事が終わると、苺はすぐに後かたづけを始める。ボクが、「手伝おうか?」といっても、苺は「苺がします。させてください」といって譲らない。

 どうやら苺は、料理に関しての全ては自分の仕事だと考えているらしい。だからボクは、苺のジャマにならないように、後かたづけが終わるまで座ってテレビを観ていた。

「おわりました」

 いって苺は、エプロンを脱いで裸になると、それをハンガーにかけてからトコトコとボクの隣りにきて、ちょこんと正座して座る。

 にこっ……ボクを見上げるにようにして、心がとろけてしまいそうな微笑みをくれる苺。

「どうしたの? 苺」

「えへ……」

 照れ笑い。たぶん、キスしたいんだろう。ボクは苺の頬に右手を添え、かわいい唇にキスした。

「ん……」

 苺は目を閉じてじっとしている。ボクが舌を差し入れると、苺はそれに自分の舌を絡めてきた。

 甘い、苺の唾液。何度味わっても、飽きることがない。

「うん……ぅくんっ」

 小鼻を鳴らし、ボクに応える苺。最初の頃のように、キスのときには息を止めているということはなくなった。

 そういえば苺は、ボクとつき合い始めたころと比べると大きくなった(まぁ……それでも小さいけど)。

 ボクと苺が恋人同士になって、もう丸一年以上が経っているんだから、苺が成長するのは当たり前のことだろうけど。

 あの頃……小学二年生になったばかりの苺は、ホントに幼い子供だった。とても恋愛対象には思えなかったし、どこまでボクのことが「好き」なのかも、よくわからなかった。

「す、すきです……」

 震えながらボクに告げた苺の姿、あの姿は今でも忘れていない。

 ボクと苺の馴れ初めは、話すと結構長くなる。まぁいろいろあって、知り合って約一ヶ月後、ボクは苺に「告白」された。

 正直いって、意外とは思わなかった。苺がボクを気にかけている素振りは、明らかだったから。

 でもそのときのボクにとって苺は、「少し親しくなったかわいい子」でしかなく、恋愛対象じゃなかった。

 だってそうだろう? 苺はたったの七歳だったんだから。当時大学の四年生だったボクにしてみれば、「妹」と感じるとしても歳が離れすぎていた。

 苺は七歳にしては利発だったけど、それでもやっぱり七歳でしかなく、苺がどこまで本気でボクのことが「好き」なのかを理解するには、ボクにとって苺との年齢差は大きな壁だった。

 でもボクは、結局苺の「告白」を受け止めた。ボクには、苺の「想い」をうち砕くことはできなかった。

 もしかしたらボクも、心の本当の部分では苺のことが「好き」だったのかもしれない。

 初めてのキス。唇が触れ合うだけの。

「うれしい、です……」

 キスが終わると、苺はそういって泣いた。

 苺の涙を見るのは二度目だったけど、最初のときの涙とはちがって、その透明な滴含まれていたのは「悲しみ」じゃなく、「喜び」だった。

 で、まるで夢のような時間が刹那とも思える早さで通り過ぎ、こうした今に至っている……っていうわけだ。

 苺との時間を積み重ねる度、ボクは苺のことを好きになり続けている。限りなく、果てがない、「好き」という想いの深さ。

 これからもボクは、これまでのように苺を好きになり続けていくんだろう。

 確かに苺は、今はまだ子供だ。

 そしてボクは大学を卒業し、それなりにちゃんとした企業に勤める大人。

 だけど他人の目に、ボクたちがどう写ろうが構わない。ボクは苺を愛しているし、苺もボクを愛してくれている。それを疑うほど、ボクはひねくれていない。

 だから、ボクたちは幸せで、二人ということが嬉しい。

「……苺」

「はい……巧さん」

 濡れた唇。うるんだ瞳。愛らしい、ボクの苺。

「大好きだよ。愛してる」

「苺もです。巧さん…………」

 そしてボクたちは、もう一度深いキスに落ちた。

 

     3

 

 キスが終わると、ボクは苺を「お姫さまだっこ」でベッドへと運ぶ。苺は、「お姫さまだっこ」が大好きなんだ。

 ボクの首筋に腕をまわし、うっとりとした顔でボクを見つめる苺。

 ボクは「王子さま」なんてガラじゃないけど、「苺だけの王子さま」になりたいとはいつも思っている。

 ベッドに苺を寝かせつけ、ボクも服を脱いでベッドに上がる。

 と、

「巧さん……すき」

 苺が囁いた。

 ボクは返答のかわりにその唇にキスを送って、苺の股間に腕を滑り込ませた。

「アッ……」

 肉体的な関係を持ち始めてもう一年、だけど苺のスリットは完全に閉じたままだ。ボクを受け入れてくれる穴は多少広くなったように思うけど、それでもまだきつい。

 だけど苺は、ボクを一生懸命になって受け入れてくれる。こばまれことなんて、一度だってない。

「苺のかわいい場所、食べたいな」

 ボクがいうと、

「は、はぃ……た、たべて、くだ……さい」

 苺は大きく脚を開き、かわいい場所を露わにする。

 ボクは、苺の開かれた股の間に上半身を割り込ませ、ぷにぷにとしたスリットを左右の親指で開く、もちろん中はすてきな桜色。

 

 くちゅっ

 

 美味しそうな桜色の肉にキスすると、

 

 ぴくっ……!

 

 苺の細い身体が跳ねる。気持ちいいというよりは、くすぐったいという感じの跳ね方だ。

 ボクは未成熟なヒダに舌を絡ませながら、舌先で小さく開いた膣口を刺激する。

「ぅ……ん」

 半トーン高いで鳴く苺。

 唾液をたっぷりと塗した穴に舌を埋め込んでいくと、

「ぅあっ!」

 声はもう少し高くなった。

 ボクは苺のかわいい鳴き声を聞きながら、苺のかわいい場所を食べた。おできのようなクリトリスを吸い、おしっこの穴も舌でツンツンする。

 苺はボクが刺激する部分によって、微妙に音色が違う鳴き声をあげ、ぴくっ……ぴくぴくっ……びくっ! と身体を跳ねさせる。

 五分? 十分? ボクがそうして、苺のかわいい場所を味わっていると、苺がゴシゴシとシーツにお尻を擦りつけ始めた。

 苺がこの動作をし始めるということは、「もうガマンできない」という合図だ。ボクは股間から顔を上げ、苺の顔をみる。

 苺は頬を上気させ、大きな瞳を潤ませて、

「こ、こぅ……さぁ〜ん」

 甘い声でボクの名を呼んだ。

「……ほしいの?」

 小さくうなずく苺。でも、苺がかわいすぎて、ボクは少しイジワルをしてみたくなった。

「でもボクは、まだ準備できてないんだ。苺は、どうすればいいと思う?」

 そう訊くと、

「お、お口で……苺のお口で、巧さんのを……」

「ボクのを? ボクのをどうしてくれるの?」

「おしゃぶり……させて、ください」

 頬を赤らめて、恥ずかしそうにいう苺。ホント、なんてかわいいんだろう。

 でも、もう少しイジワルしてみようかな?

「そう……苺は、ボクのどこをおしゃぶりしてくれるのかな?」

 頬どころか顔中真っ赤にして、それでも苺は、

「こ、巧さんの……す、すてきな……ばしょ」

 たまんないよ。すてきな場所だって。

 苺、かわいすぎるっ!

 ボクは、思わず苦笑してしまった。

 すると苺は、

「えっ? あっ、い、苺……へ、へんなこと……いいましたか?」

「なんでもないよ。苺がかわいかったから、つい笑っちゃっただけ」

「は、はぁ……?」

「じゃあ苺に、ボクのすてきな場所をおしゃぶりしてもらおうかな」

「あっ、はい。苺、がんばります。で、でも……あ、あの」

「なに?」

「できれば、その……さいしょは、お、お口の中にはださないでくださると、う、うれしいです」

 わかってるよ。苺は、最初はお口じゃなく、違う場所に出してほしいんだよね。

 でも、ボクは訊いた。

「どうして?」

「……巧さん、イジワル……です。し、しってる……のに」

「ごめんね。でも、聞きたいな……苺の口から」

「……はい」

「教えてくれる?」

 苺は身体をモジモジさせながら、

「さ、最初はちゃんと、お、おまんこにだしてほしい……です」

 うっわ……「おまんこ」だって。ま、ボクが教えたんだけど、苺の口から聞くとなんかドキドキしちゃうよな。

「うん、そうだね。今日はまだ最初だもんね」

「はい……さいしょは、おまんこがいいです。おまんこにだしてほしいです」

 ダメ押し、二連続だ。

「じゃあ、おまんこに出してあげる。だから、ちゃんとおしゃぶりして、ボクのを準備万端にしてね」

「はいっ。苺、ちゃんとおしゃぶりします」

 ボクはベッドの上で脚を投げ出し、股を開く。苺は、ボクの股の隙間にうずくまるようにして股間に顔を寄せると、準備が整っていないペニスを大切そうに両手で包み上げ、

「いただきます……巧さん」

 ぱくっ……と、大きく口を開いてくわえ込んだ。

 

     4

 

 全体の半分ほどを一息にくわえる苺。苺の口の温もりに包まれるボクのペニス。

 

 ちゅく……ぴちゃ、ぴちゅ……ちゅっ

 

 忙しく動き回る舌に、苺の愛を感じる。

「気持ちいいよ、苺」

 苺は口を離すことなく、視線だけを見上げるようにしてボクに向けた。ボクは苺の頭をなで、

「上手になったね」

 すると苺は嬉しそうに目を細め、ボクのペニスをチュ〜っ……と吸った。

 そして再び舌を忙しく動かし始め、ボクは苺の頭をなでながらその動きに身を任せた。

 苺の口の中で膨らみ、硬度を増すペニス。それでも苺は口に含める精一杯をくわえ、多分ボクの、「もういいよ」……という言葉をまっている。

 ボクはもう少し苺のおしゃぶりを楽しんでいたかったど、これ以上イジワルばかりはできない。

「もういいよ、苺」

 苺は「ぱはぁ〜」と、息を吸ったのか吐いたのかよくわからない音とともに、ボクのペニスから口を離した。顔を上げると同時に、涎が口の端からアゴへと伝い、苺は慌てて手の甲でそれを拭う。涎をボクにみられるのが恥ずかしいんだろうな。

 ボクは苺のその動作はみなかったとこにして、

「ボクの準備もしてもらったし……苺、前からと後ろから、どっちがいい?」

 苺は口の中に溜まった唾液をコクンと飲み込んで、

「だ、だっこがいいですっ」

「うん。じゃあ、そうしよう」

 いうと苺は嬉しそうに微笑み、ボクに抱きついてくる。そのまま二、三度、軽いキスを交わすと、苺は右手でペニスを掴み、左手で自分のスリットを拡げ、

「い、いれますよ……?」

 ボクに確認してから、

 

 ぐにゅうぅ……

 

 深く腰を落として、ボクを中へと導いた。

 これでボクたちは向かい合い、抱き合うようにして挿入を果たしたことになる。これが苺の一番好きな体位で、苺はこの体位を「だっこ」と呼んでいる。

「あっ……こ、巧さんの……苺の中にいっぱいですぅ」

「嬉しい?」

「は、はい……すごく、う、うれしいぃ」

 そういって苺は、自分から腰を上下させ始める。

「んっ……んぁ……ゥンっ!」

「無理しなくていいよ?」

 ボクがいっても、苺はさらに腰の動きを激しくし、息を荒くしていく。

 ボクをきつく締めつける肉が滑りを吐き出し、苺の果汁がボクの太股にまで零れてきた。

 一度挿入してしまうと、苺の果汁は一気に溢れ、大量に零れ出てくる。それは絶頂に達したからではなく、入れただけで溢れてくるんだ。苺は、果汁の多い体質なんだろうと思う。

 そして苺が絶頂に達したときは、まるで、おしっこを漏らしてしまったんじゃないか……と思うくらいすごい量の果汁が、ボクと苺の結合部を濡らすことになる。

 とはいえボクは、そんな苺の体質について、苺になんら話したことはない。

 苺は自分の体質を「他人とは少し違う」とは考えていないだろうし、もしボクが、

「苺の果汁は多すぎるよ」

 などと冗談混じりにでもいえば、苺はとてもショックを受けることになるだろう。苺は真面目な子だし、悩みを自分の中だけで抱え込んでしまうところがある。

 ボクが、苺を出会ったときもそうだった。

 あのとき苺は、家族のことでとても悩んみ、苦しんでいた。

 ボクに苦しみを言葉として吐き出し、少しは楽になってくれたかな? と思っても、次の日にはまたもとに戻ってしまっている。

 ボクは二度と、苺にあんな苦しみの毎日に戻ってほしくないし、苺を苦しみの中に戻したくもない。

 苺はボクを必要としてくれている。これは自惚れでも、勘違いでもない。ボクにはわかる。ボクだけはわかっていなくてはならない。

 そしてボクも、苺が必要だ。

 もうボクには、苺が存在しない世界なんて考えられない。

 ボクたちは互いを必要として、なくてはならない存在だと思い合っている。

 誰がなんて思ったっていい。勘違いだってバカにされてもいい。

 だけどボクたちには真実なんだ。

「ゥンっ! あっ、あっ、こ、こぅさぁ〜んっ! ぅあっ、ハッ、ハッ、うっ……ゥウンっ!」

 しっかりとボクに抱きつき、激しく腰を上下ざせる苺。ボクも苺の背中に両腕をまわし、苺が苦しくないように、そして苺の動きを妨げないようにして軽く抱きしめる。

 苺の果汁は溢れ続け、ボクたちの下半身はベチョベチョだ。甘酸っぱいような、苺の果汁の香り。

 その香りと、苺の温もりに包まれて、ボクは絶頂が近いのを感じていた。そして、苺の絶頂も近いのも。

 

 じゅちゅっ、ぬにゅちゃっ、じゅ、じゅぱっ、じゅ、ぐじゅっ、じゅくっ!

 

 苺が腰を動かすたび、湿った音と果汁が飛び散りボクたちを濡らす。

「アッ、ぅわっ! ハッ、あうっ! こ……さん、こおぉさあぁ〜んっ!」

 絶頂は、苺の方が一瞬早かった。

 ペニスの先端が子宮に密着するほど深く腰を落とし、苺が果てる。ボクをきつく締めつけ、ビクビクと痙攣する膣内。その締めつけと振動に、ボクも果てた。

 ビュルビュルと放出された精液が、苺の子宮を直撃しているのが感じられる。とはいえ苺は、まだ小学三年生。とうぜん初潮を迎えていないから、妊娠の心配はない。

 もちろん苺が初潮を迎えていれば、ボクだって避妊には慎重になるけど、少なくともまだ二年は大丈夫だろう。

「……ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」

 全身に汗を滲ませ、激しい息を吐いている苺。ボクが苺の髪をなで、

「気持ちよかったよ、苺」

 そう告げると、

「ハッ……ぅ、い、いちごも、ハァ、ハァ……よ、よかった……で、です……ハァ、ハァ」

 苺の膣内で萎み始める、ボクのペニス。結合部の隙間から零れ出す、苺の大量の果汁とボクの精液が、ボクたちの下半身を濡らしていく。

 ボクたちは、果汁と精液が下半身を濡らすままにまかせ、性器が繋がったままで深いキスに没頭した。

(大好きだよ、苺)

 想いを向けると、

(大好きです、巧さん)

 苺の想いが、絡み合う舌とともに注ぎ込まれてくる。

 ボクは、シーツまでもをグッショリと湿らす苺の果汁の温もりと、苺から注ぎ込まれる強い想いを感じながら、「苺と出会えて愛し合えている」……という、圧倒的な幸福に酔いしれていた。


END


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