「フランツベリア症候群」

 

 

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 大学に入ってから独り暮らしを始めた、ワンルームのアパート。たいして広くはないが、実家で使っていた部屋よりはマシだ。

 今日は日曜で、大学は休み。部屋には、従妹の愛美(まなみ)が「遊び」にきている。

「キョウお兄ちゃん。今日は愛美、ちょっとアブナイ日だから、膣内(なか)に出しちゃダメだよ?」

 完全に衣類を脱いで、愛美がいう。みるからにAカップの貧乳。が、乳首の色は悪くない。それが救いといえば救いだ。

「あぁ、わかったよ」

 俺も着ているものを脱いで、ベッドの縁に腰を下ろす。愛美はそれが当然のように、俺の股の間に膝を折って身体を割り込ませ、垂れ下がったペニスを口に含む。

 ま、こういう関係だが、俺と愛美は恋人同士っていうわけじゃない。ただの「遊び相手」だ。二人とも、それは割り切っている。

 丹念とも思える動きで、俺のモノをしゃぶる愛美。コイツは、結構フェラ好きだ。少なくとも、舐められるのよりは舐めるほうが好きみたいだ。

 愛美の口の中で、ペニスが質量を増していく。完全に膨張し、

「プハぁ……キョウお兄ちゃんのオチンチン、この前よりおっきくなってない?」

 愛美が、モノを口から出していった。

「勃ってるからだろ?」

「そーじゃなくてぇ。この前したときより、おっきくなってるよーな気がする。タマタマも」

 愛美が玉袋を手の平に乗せ、タプタプと上下に揺らす。

「なんだ? チンコの小さいヤツとヤッたのか? それで、思い違いしてるんだろ」

「違うよぉ! 愛美、そんなにエッチばっかりしてないんだからねっ」

「はいはい。まぁ、いいじゃないか。お前だって、大きいほうがいいだろ?」

 別に俺は、モノがわかるほどに大きくなったとは思えない。でも、成長期は終わっているとはいえ、少しくらい大きくはなるだろう。ちゃんと使ってるんだからな。

「うん。そーなんだけどね」

 納得したのか、愛美は先端に唇をつけ、先っぽのワレメを舌でチロチロと刺激してきた。俺としては、ここでパイズリ……なんてのを期待してしまうが、愛美は幼児体型で、胸も小さい。コイツの貧乳じゃ、パイズリなんて到底無理だ。

 あ〜ぁ……一度でいいから、パイズリができるような巨乳女とヤッてみたいな。どうも俺は、巨乳好きなくせに、巨乳女と縁がない。

 そんなことを思っていると、だんだんと気持ちよくなってきた。亀頭を、棒を、玉袋を、愛美の手や、唇、舌が刺激する。

 チュパチュパジュルジュルと音をたて、ペニスも玉袋も分け隔てなく舐めたり吸ったり揉んだりしながら、愛美が俺を導いていく。

 貧乳幼児体型だが、愛美はおしゃぶりだけは得意だ。が、おしゃぶりを始めて三分ほどが経過したとき、

「や、やっぱり、おっきくなってるよぉ……オチンチン」

 愛美が俺の股間から顔を上げる。

「いいから続けろよ」

 俺は愛美の頭を掴み、顔を股間へと押しつけた。おしゃぶりを再開する愛美。ひとのチンコのデカさ気にしてる余裕があるんなら、自分の胸をデカくしろよな。

 で、愛美がおしゃぶりを始めて十五分。俺が、「そろそろかな?」……と思ったとき。

 

 ビクンッ……!

 

 な、なんだ!? この感じはッ。

 俺はこれまでに感じたことのない、まるで下腹部が爆発していまいそうな感覚に襲われた。自然と腰が跳ね、そして、

 

 ドプっ! ドプドププっ、ビュルっ、ビュルビュルビュルルル〜っ!

 

「きゃあッ!」

 信じられないほど大量のザーメンが、愛美の顔といわず身体といわず、全身に降り注いでいた。

「な、なにこれっ!?」

 驚きの声を上げる愛美。驚いてるのは俺も同じだ。

 降りかかってくるザーメンを避けるように、愛美が後ろに身体を引く。だが俺のペニスはビクビクと跳ねながら、まだビュルビュルと射精を続けている。たぶん、もう500ccはでているだろう。その間、驚きと絶えることのない射精の快感が、同時に俺を支配していた。

 やっとのことで放出が収まる。ベッチョリと愛美を濡らす大量のザーメン。愛美の頭も顔も身体も、ドロドロとしたザーメンで白く染まっている。フローリングの床にはザーメン溜まりができ、生臭い臭いを部屋中に充満させていた。

 まるで、腰が抜けてしまったような感じだ。身体に力が入らない。

 部屋を満たす、生臭いザーメン臭。脱力した俺と、ザーメンまみれで固まっている愛美。俺たちの間を、一分以上の沈黙が通り過ぎ、

「キョ、キョウお兄ちゃん、なにかの病気なんじゃないの? ちゃんと、お医者さんに診てもらったほーがいいよ」

 心配そうに、愛美がいった。

「あ、あぁ……そうだな」

 俺は、そう答えるしかなかった。

 すげぇ量の射精。その快感はまだ俺の身体に残っているが、それに勝る恐怖とか不安が、俺の心を支配してきていた。

 

     1

 

 翌日、俺は愛美の勧めもあって、病院にいってみることにした。あれほど大量のザーメンが噴出したんだから、俺だってこわい。

 といっても、どんな病院にいけばいいのかわからない。取りあえず俺は、アパートからさほど離れていない、「綾辻診療所」というところにいってみることにした。

 診療所は空いていて、というか誰もいなくて、俺はすぐに診察室に通される。

 そこで椅子に腰をかけていたのは、二十五、六歳ほどの美人の女医さん。フレームなしメガネの奥から、知的な輝きを宿した瞳で俺を見ている。

 白衣の胸元にネームプレートがつけられていて、そこには「綾辻観鈴 −AYATUZI MIREI−」と記されていた。

 綾辻観鈴(あやつじ みれい)先生……か。綾辻ということは、彼女がこの診療所を開いている医者なのか? にしては、随分と若いけど……。

 椅子に腰を下ろし、先生と向かい合う。自然と俺の視線は、ネームプレートがつけられた胸元へと吸い寄せられていた。

 ……この先生、すごい巨乳だ。白衣の上からでも、その大きさがハンパじゃないのが見て取れる。確実に、90cmは超えているだろう。こんなひとにパイズリしてもらえたら、気持ちいいんだろうなぁ……。

「伊吹京一さんね」

 先生の声にハッとなり、視線を先生の顔に向ける。

「あっ、はい」

 伊吹京一(いぶき きょういち)。それが俺のフルネームだ。ちなみに年齢は二十歳で、大学二年生。

「で、今日はどうしましたか?」

 こんな巨乳美人の先生に、「すげぇ量のザーメンがでて、不安になってやってきた」……とはいい難い。

「そ、その……」

 どう説明しようかと迷っていると、

「なに? ちゃんと症状をいってくれないと、診察できないわ」

 子供にいい聞かせるような口調で、先生がいった。

 ま、そうだろうけど、いい難いな。

 でも、ここまできて黙っているわけにもいかない。俺は思いきって、症状を話してみることにした。もちろん、「すげぇ量のザーメンがでて、不安になってやってきた」……なんて答えかたはしなかったけど。

 

     ☆

 

 俺が説明を終えると、綾辻先生は少し考えるような顔をして、

「ふーん……じゃ、出してくれる?」

 といった。

「なにを……ですか?」

「ペニスよ」

「せ、先生の前でですか?」

「当たり前じゃない。なにいってるの?」

「で、でも……」

「出してくれなくちゃ、診察できないでしょ?」

 確かに。このさい仕方ないか。俺は椅子から腰を上げて、ズボンのベルトを弛める。ズボンを下ろし、次いでトランクスを。

 部屋の灯りに照らされるペニス。先生の視線が、真っ直ぐに俺のモノを捕らえているのがわかった。

 と、綾辻先生が椅子から離れ、俺に接近してくる。

「じゃあ、ちょっと診せてもらうわね」

 俺の前で屈み、先生がペニスに触れる。少し冷たい手の感触。先生はモノをつまんだり持ち上げたりして、診察(だよな……?)をしていく。

「標準のサイズよりも大きいわね」

 なにをもって標準のサイズとするのか俺にはわからないが、俺の意志とは関係なく、その「標準のサイズよりも大きい俺のモノ」が、綾辻先生の手の中でどんどんと硬度と質量を増していった。

「す、すみません先生」

「あら、いいのよ。男の子なら、当然の現象だわ」

 巨乳美人の女医さんにペニスを診察されるなんて、普通の男なら勃起して当然だろう。でも綾辻先生は医者だけあって、ペニスの膨張に慌てた様子はない。

 が、突然。棒を右手でギュッと握り、シュコシュコとしごき始めた。

「せ、先生!? いきなりなにするんですかッ」

 俺は咄嗟に、身体ごと腰を引く。

「手は、嫌だったかしら?」

 不思議そうな顔をして訊く先生。

「そ、そういうことじゃないですよッ!」

 しかし俺の言葉は無視して、綾辻先生が白衣を脱ぎ、内側に着ていたシャツのボタンを外していく。

「な、なにしてるんですかッ!?」

「なにって……。いいから、あなたはじっとしていなさい。これも診察です」

 診察といわれれば仕方がない……のか? 俺がいわれた通りじっとしていると、先生は上半身をブラだけの姿にし、そのブラも躊躇いなく外した。

 

 ぷるんっ! ぷるるんっ

 

 ブラの束縛から自由になった乳房が、大きく震える。

 うっわッ! デカッ。これは90どころじゃない、100cm近くある。

 大迫力の乳房。大きいが形は崩れてなく、乳輪もあまり拡がっていない。色もピンク……とはいえないけど、キレイなものだ。

「どう? わたしのおっぱい、大きいでしょ? あなたのペニスと同じね」

 俺を見あげるようにして、蠱惑的な笑みを浮かべる先生。これって、現実だよな? まるでAVのような展開だけど……。

「わたし、おっぱいには自信があるのよ?」

 綾辻先生が両手で乳房を持ち上げ、その間に俺のペニスをはさんだ。ぐにゅうっ……と、先生の乳房に埋もれるペニス。俺は弾力のある肉にモノを挟まれ、身動きがとれない。

 こ、これはもしかして……。

 俺の予想を裏切ることなく、先生が自分の胸を揉むようにして、パ、パイズリを始めた!

 俺はこれまで、パイズリを経験したことはない。これがパイズリ初体験だ。想像していた以上に、強い刺激が襲ってくる。やわらかな乳房がさまざまに形を変え、俺を責める。

 それだけでも充分に気持ちいいのに、先生は胸の間から顔を覗かせる先端に口をつけ、胸と口での同時攻撃で責めてきた。

 

 レロ……レロレロレロっ

 

 亀頭の裏を舐めあげるような責め。唇の隙間から零れた唾液がペニスを伝い、先生の胸に零れる。

「で、出ちゃいますよッ! 先生ッ」

 俺にしてみれば、ずいぶんと早い射精感。愛美のおしゃぶりなら、十分で出ることなんてないのに……。

「プハっ……いいのよ? 出してちょうだい」

 いって先生は、胸の動きを激しくする。

「どう? イク? イッちゃう?」

 もう、なにがなんだかわからない。

「は、はい! イキますッ、イッ……!」

 俺は先生の胸で導かれ、

 

 ビュクッ! ビュルっ、ビュぴゅビュルるるッ

 

 昨日と同じく、大量のザーメンを噴出させていた。

 噴き上がったそれは、綾辻先生に頭から降り注いでビッチャリと髪を濡らし、頭から顔に垂れ、顔からデカパイにまでドロリと滴り落ちる。

 ザーメンで濡れたデカパイに挟まれたペニスは、まだビクビクと波打ち射精を続けている。射精の勢いに擦り切れそうになる尿道。でも、痛くはない。すごく……気持ちがいい。

 やがて徐々に勢いが収まり、ついに放出が止まった。

「フ、フゥ〜……」

 思わず溜息が漏れる。綾辻先生を見ると、彼女は頭からザーメンまみれになっていて、診察室のあちらこちらにもザーメンが飛び散っていた。これは、昨日放出した量より確実に多い。

「随分と、たくさん出したわね」

「は、はい〜」

 初体験のパイズリと、信じられない量の射精。俺はその快感に脱力してしまい、まともに返答もできない。

 俺が後ろに倒れるようにして椅子に腰を下ろすと同時に、先生が立ち上がる。その動きに合わせ乳房がぶるんっと揺れ、先生の身体から、ザーメンがボタボタというよりはベチャベチャと床に滴り落ちた。

 綾辻先生はタオルで顔だけ拭うと、上半身の肌を露わにしたまま椅子に腰掛け、

「フランツベリア症候群ね」

 と、真面目な顔をしていった。

 顔は真面目なんだけど、身体中ザーメンまみれなのが気になる。せっかくタオルで拭った顔にも、頭のほうから垂れてきてるし。ま、俺もチンコ丸出しだけど。

「フ、フラ……な、なんですか? それ」

「フランツベリア症候群。別名、精液過多分泌症。とても珍しい症例で、まだよくわかってないんだけれど、なんらかの原因でホルモンのバランスが崩れ、大量に精液が生成されるという病気よ」

 ……はぁ? なんだそりゃ。

「なんの……冗談ですか?」

「なんの冗談でもないわよ。あなただって、実際に大量の精液を分泌、噴出させたでしょ? わたしが、誰の精液にまみれていると思っているの?」

 だ、誰のって……。それは、俺のだけど。

「それは……そうですけど」

 信じるしかないのか? 信じるしかないん……だろうな。実際に、「すげぇ量のザーメン」が出てるんだし……。

 となると気になるのは、

「治るん……ですか?」

 俺は問う。

「確実な治療法はみつかっていないわ」

 その問いに、即座に答える先生。

 ……って、ダ、ダメじゃん。

「でも、命に関わるような病気でもないの」

 命に関わられたら困るって。こんな病気で。

「そうね、最低でも一日三回は放出……射精しなくちゃいけないわ。いえ、三回といわず、出したくなったら何回でも出した方がいいわね。それから、出したら出した量と同量の水分を補給すること。わかった?」

「は、はい……わかりました」

 でも、結局どういうことだ?

 俺は先生にいろいろ訊いてみたけど、やっぱりよくわからないままに、

「大丈夫よ。先生が、必ず治してあげるわ」

 ……と自信満々にいわれ、その日は帰宅することになった。

 奇妙な病気にかかってしまったのは不安だけど、綾辻先生のパイズリ、気持ちよかったなぁ……。

 俺はアパートに帰ってから、先生のパイズリの感触を反芻して、三回抜いた。

 三回とも軽く500ccを超える量のザーメンがでたけど、確かに俺の身体には、すげぇ量のザーメンがでるという以外、なんの変化もなかった。

 

     2

 

 フランツベリア症候群だかなんだか知らないが、奇妙な病気にかかってしまった。命に関わる病気じゃないのは救いだけど、治療法がみつかっていないというのは不安だ。

「大丈夫よ。先生が、必ず治してあげるわ」

 って綾辻先生はいってくれたけど、ホントに大丈夫なのか……?

 ザーメンの量がハンパじゃないという以外、身体に変化はない……と思う。射精した後すげぇ咽が乾くけど、あれだけ放出してるんだから当たり前だ。綾辻先生も、「出したら出した量と同量の水分を補給すること」……っていってたしな。

 ま、確かに、奇病……というか珍病を発症して三日。オナニーの回数は増えている。一日平均五回ってとこだ。エロい気分にならなくても、出してしまわないと腹の下辺りが「重くてドロドロ」してる感じかして、なんだか気持ちが悪い。

 これは、変化といえば変化なんだろうけど……。

 

「どうかしたの? 伊吹くん」

 隣りからの声に、ふと我に返る。珍病のことを考えている間に、講義は終わっていたようだ。教室には、講師はもちろん、学生もほとんど残っていなかった。

「え? あ、あぁ……小湊か」

 声をかけてきたのは、小湊茜(こみなと あかね)。俺とは違って成績優秀。なぜ俺と同じ大学にいるのか、不思議に思ってしまうほどだ。

 彼女はサラサラの髪をセミロングでまとめ、身長は150cmほどと低い。二十歳にしては幼い顔つきで、高校生といっても確実に通用するだろう。それに、かなりの美人さんだ。細身な体型なわりに胸はそこそこ大きく、ろり顔巨乳美女(爆乳とまではいかないし、二十歳なんだから美少女ってのもなんか違うよな)って感じだ。

 俺と小湊は友人といっていい……だろう。彼女は面倒見がよく、できの悪い俺に勉強を教えたりもしてくれる。俺は、小湊が声をかけようと思うくらい、思い詰めた顔でもしてたんだろうか。

「別に、なんでもない」

 俺は、結局使いもしなかった教科書とノートを鞄に押し込んで、席を立つ。

 すると、

「ねぇ、伊吹くん。今日は、これで講義終わりでしょ?」

 小湊が俺に寄りそうようにしていった。

「あぁ」

「これから、なにか予定ある?」

「別に」

「だ、だったら、あたしの家に……こない?」

 確か小湊は、アパートで独り暮らしをしているはずだ。なぜ、突然俺をアパートに招いたりするんだ? 意味がわからない。

 俺と小湊の間には、ホントに友人関係しかない。それに、なんだろう? 小湊の顔が、少し赤くなっているようにも思える。

 ん? これは、「誘っている」……ってことか?

 ……って、まさかな。小湊に限って「そんなこと」はない。

 小湊は真面目で、「遊んでいる」という噂もなければ、そういった素振りもない。下ネタも苦手で、ちょっとしたネタでも顔を赤くしてオロオロするし、歪曲的なネタには「なに? それ」……って反応を示す。

 俺の想像だと、小湊は処女だ。男が嫌いとか苦手ということはないだろうけど、自分から積極的に……というキャラでもない。俺を「誘っている」というのは、考えすぎだろう。

 そりゃ、小湊みたいな「いい女」とヤリたいとは思うけど、俺は「遊び」でヤルことしかに馴れてないから、「遊んで」ない小湊に手を出すなんてのは、考えたことはあっても実行に移したことはない。それに、女は小湊以外にもたくさんいる。俺と「遊んで」くれるような女も。

 ま、アパートに帰ったってすることはない。寄り道するのも気晴らしになるかもな。

 俺は小湊の誘い(変な意味じゃなく)にのって、彼女のアパートへいってみることにした。

 

     ☆

 

 やっぱ、女の子の部屋っていい匂いがするよな。

 小湊の部屋は、俺の部屋とたいして広さは変わらないだろうけど、物が少ないので広く感じられる。

 それにしても、「男の臭い」がない部屋だ。灰皿もなければ、男もののスリッパがあるわけでもない。

 俺はガラステーブルに置かれたコーヒーに砂糖を入れ、カップに口をつける。それは、ありふれたインスタントコーヒーの味がした。

「で、俺になにか話でもあるのか?」

 知り合って一年以上。これまで一度も俺を「家にこない?」……なんて誘ったことがなかった小湊だ。なにか、話でもあるのかもしれない。

 もしかしたら、薙川(なぎかわ)のことか? 薙川は俺の友人で、小湊が「彼氏にするならこういう人」としていっていた、「真面目で誠実な人……かな?」という言葉に一番当てはまるヤツだ。小湊は薙川のことを知っているはずだが、二人が親しいというようには見えない。

「は、話があるってわけじゃないんだけど……」

 なんだか、ハッキリしない感じだ。小湊は控えめな性格だが、主張するべきところはハッキリと主張してくるし、曖昧な態度をとることもない。少なくとも、こんなハッキリしない小湊は初めてだ。

 チラリ……と俺を見て、サッと顔をうつむかせる小湊。

「男関係か?」

 俺は、冗談っぽく訊いてみた。

「え……?」

「だから、好きなヤツができたら、俺に仲をとりもって欲しい……ってことか? って訊いたんだ」

「ち、違うよっ! そ、そんなのじゃないの」

 小湊が、慌てた様子で否定する。

「恥ずかしがらなくてもいいさ。小湊には世話になってるからな、多少の恩返しくらいするぜ? で、誰だ?」

「だから違うってばぁ!」

 どうやら、ホントに男関係の話じゃないみたいだ。だったらなんだ? 取りあえず、コーヒーを啜ってみる。無言のままの小湊。俺がコーヒーを飲み終えると。

「あ、あのね……。あたし、伊吹くんにお願いがあるの」

 やっと、小湊が口を開いた。

「俺にできることなら、協力するさ」

 小湊は小さく肯き、俺の隣りに移動してきた。

 と、

 

 サワっ

 

 躊躇いがちにだが、俺の股間に手を置く小湊。俺は突然のことに驚き、つい後ろに下がってしまった。

「お、お願い……伊吹くん。あたしの好きにさせて……」

 小湊が、潤んだ目で俺を見る。この目の色を、俺は知っている。男を求める女の目だ。

 俺だって男だ。小湊みたいないい女に「好きにさせて」なんていわれて、「好きにさせてあげない」という理由はない。俺は、

「あぁ、いいぜ」

 小湊にいってやった。

「ありがとう……伊吹くん」

 やっぱり俺は、「誘われて」いたみたいだ。

 それにしても、どういう心境の変化だろう。小湊、急に男に目覚めたのか?

 小湊が、俺の股間で手の平を動かす。

「出して……いい?」

 なにを? なんて訊くまでもない。俺が肯くと、小湊はズボンのジッパーを下げた。

 が、なんだか出すのに手間取っている様子だ。俺は立ち上がりズボンとトランクスを下げ、ダランと垂れ下がったペニスを小湊の目の前に置いてやる。

 ポ〜っと顔で、ペニスに見惚れている様子の小湊。

「ほら、好きにしていいんだぜ」

 いってやると、小湊は小さな口をめいっぱいに拡げ、ペニスを口の中いっぱいにくわえ込んできた。

 小湊の口の温もり。口腔内には、やけに大量の唾液が溜まっていた。

「ぅン、ン、ン、ンっ……」

 夢中になってしゃぶっているようだが、その技は稚拙だ。ただ、くわえて舐めているだけ。といっても、気持ちいいのには変わりない。徐々にペニスは膨張し、硬くなっていく。

「ぅん……ぐっ」

 口の中には収まりきらない大きさになったペニスを、それでも小湊は咽の奥まで飲み込む。彼女が苦しげに鼻でする息を、俺はくすぐったく感じた。

 稚拙で、経験のなさを露呈しているだけのフェラ。いや、フェラなんていえない。ただ口の中に入れて、なんとなく舌を動かしているだけなんだから。

 俺に勉強を教えてくれる小湊。だったらフェラは、俺が教えてやればいい。

「小湊、ただくわえてるだけじゃなくて、頭を前後に動かしたり、吸ってみたり、先っぽを舌でこねてみたりするんだ」

 小湊はくわえたまま小さくうなずき、いわれた通りに頭を動かし始める。

 

 ジュっ、ジュっ、ジュっ……

 

 唾液を飲むタイミングがわからないのか、小湊の口の中は唾液でいっぱいだ。溢れた唾液が唇から零れ、顎を伝って滴り落ちる。

「ゥン、ぅ……ぅくン。じゅる、ジュっ……んくっ、ん、ん、ぅンっ」

 まるで夢中だ。小湊は、一心不乱でチンコをしゃぶっている。

 唾液の海の中で、舌が不器用に蠢く。

「美味いか? 小湊」

 返答はない。チンコに夢中で、聞こえてないのかもしれない。

 ま、約束通り好きにさせてやるか。

 俺は小湊が奏でる湿った音に、耳を傾けることにした。

 

     ☆

 

 ……おしゃぶりを始めてそろそろ十分になるが、小湊は休むことなくしゃぶり続けている。すでに顔の口から下は唾液でペトペトになり、ブラウスの胸元は零れた唾液の染みが拡がっている。

 なんかこのままだと、チンコがふやけてしまいそうだ。

 コツを掴んできたのどうかはわからないが、小湊は少しだが「フェラ」っぽいおしゃぶりができるようになってきた。それに、小湊の唾液たっぷりのおしゃぶりって、なんだか普通(?)のよりも気持ちがいい。

 そういえば俺、つい珍病のこと忘れてたけど、このままだとすげぇ量のザーメンを放出してしまうことになるんじゃないか?

 それは……ヤバイな。

「小湊、もういいだろ?」

 俺は腰を引こうとしたが、小湊は吸いついて離そうとしない。そればかりか、舌で尿道を責めてきた。

 

 ピクッ……! 

 

 明らかに襲ってくる射精感。

 ヤバイ! このままだと出ちゃうってッ。あの、すげぇ量のザーメンがッ。

 小湊がフラなんとかいう珍病のことを知っているかどうかはわからないが、できるなら、俺が珍病患者だなんて知られたくない。

「おい、小湊ッ」

 乱暴だが、無理やりにでもひっぺがすしかない。俺が小湊の肩に手を伸ばそうとすると、

 

 ジュルっ! じゅっ、くちゅっ、ちゅううぅうぅ〜ッ

 

 これまでにない勢いで、小湊が強く吸いついてきた。零れた唾液が棒を伝って、玉袋を湿らす。小湊はこれまで触れてもこなかった玉袋を手の平で包み、

 

 にゅぐ……にゅぐにゅぎ

 

 教えてもないのに揉んできた。

 その不意打ちの攻撃に、俺は暴発させてしまった。

 

 ビュクンッ! ビュクビュルビュルッ

 

 小湊の咽の奥へと噴出するザーメン。

「ンあぁッ!」

 ビクッ! と肩を跳ねさせ、やっと小湊がペニスを離す。隙間のできた口から、大量のザーメンがデロリ……と零れ出てきた。

 しかし、俺の射精はまだ続いていて、ドピュドプッ! と噴出し、小湊の頭といわず顔をいわずを白く染めていく。

「ケホッ! ケホケホっ」

 咽せる小湊に、ザーメンが注がれ続ける。

 で、やっとのことで放出が止んだときには、小湊の身体中にはベットリとザーメンがこびりつき……いや、こびりつくというよりは染め上げ、濡れた服が身体に張りついているような状態だった。まるで、ザーメンでコーティングされたみたいな状態だ。いや、まるでっていうか、そのままだ。

「こ、小湊……」

 どういいわけしよう。というか、なんて説明すりゃいいんだ? 俺がなんていおうかと考えていると、小湊は、頭から、顔から垂れるザーメンを手の平で受け、それをジュルジュルと啜っていた。

「お、おいひぃ〜。ジュ、ジュるるっ、じゅルっ、お、おいひ〜のぉ〜」

 目を潤ませ、恍惚な表情で……。

 って! ウ、ウソだろ!? 冷静になって考えれば、絶対に変だ。

 真面目で純情、ちょっとした下ネタでも顔を真っ赤にしちまう小湊が、ザーメン啜って恍惚となってるなんて! いくら男に目覚めたのかもしれないといっても、人間、こんな急激に変わるもんじゃない。

 小湊が変わっていないとすると、俺のほうに問題がある?

 思い当たることは、一つしかない。

 もしかしてこれって、俺の珍病のせいなんじゃないのか!?

 よくわからないけど、違うとはいいきれない。なにせ、「信じられないくらいすげぇ量のザーメンを噴出させる」ような珍病だ。「それ以外」に、俺の身体に「なにか」の変化があっても不思議じゃない。

 取りあえず、綾辻診療所にいってみよう! っていうか、いくしかないッ。

 俺はトランクスとズボンをはくと、ザーメンを啜り続けている小湊をそのままに、部屋を飛び出していた。

 ドアを閉めるとき、後ろから「ジュるるッ」……という湿った感じの音がやけに大きく響き、「おいひぃ〜」という小湊のろれつの回らない声が、俺の背中に突き刺さった。

 

     3

 

 小湊の行動を変に思った俺は、彼女のアパートをでたその脚で、綾辻診療所を訪れた。途中、どうしても咽の乾きに勝てずに自販機で清涼飲料水を買って飲んだが、そんなことはどうでもいい。

 俺は興奮していたのか、なにも考えず、ありのままを綾辻先生に説明してしまった。説明を聞き終えた先生は、思案しているような顔で黙っている。

「先生ッ! なにかいってくださいよッ」

 先生は一つ溜息を吐き、口を開く。

「……疑問には思ってたのよね。最初に診察したときだって、わたしにしては随分と大胆な行動をとってしまったし、今だって……」

 おもむろに白衣を脱ぐ先生。いや、白衣ばかりが上半身を裸にして、

「ほら、みて。乳首がこんなにしこっているわ。欲情しているのよ」

 デカパイを露出させ、ビンビンにしこった乳首を俺に見せつけてきた。

「せ、先生ッ! なにしてるんですかッ」

「あっ、ご、ごめんなさい。つい……」

 つい……じゃねぇっつーのッ。ホントに大丈夫か? この先生、ただの露出狂なんじゃないだろうな……。

「結論からいうと、どうもあなたの身体から、女性を欲情させるなにかが出ているようなの。フェロモンのような、なにかが。こんな症例は初めてだわ」

 真面目な顔をして、綾辻先生は非常識というか俺には理解不能なことをいった。それに、まだ胸を露出させたままだ。気にならないのだろうか。

「それと、前回の精液を調べたところ、極端に精子の量が少ないことがわかったわ。精液の量が増えていても、精子の量は増えていないみたい。精液の分量に対する精子の数を考えると、あれでは女性を妊娠させることはできないわね」

 そ、そうなのか? ってことは、膣内射精(なかだし)してもいいってことなんじゃ……って! そういう問題じゃないッ。

「せ、先生ッ! 妊娠するとかしないとかじゃなくて、あっ……そ、それも大切なことですけど、それよりも俺の身体、一体どうなっちゃってるんですか!?」

「どう……といわれてもねぇ。前例のないことだから……。でも、なんとかなるわよ。あまり深く悩むことじゃないわ」

 な、なんとかなるって……。そんな無責任な! いや、先生にとっては他人事なんだろうけど。でも、俺にっとは大変なことだ。

「あなた、学生さんでしょ?」

「そ、そうですけど」

「じゃあ、今のところ結婚の予定はないわよね?」

「え、えぇ」

「だったら、悩むことはないじゃない」

 そ、そうなのか? そう、かなぁ? そう……なのかもしれない。

 いや、考えてみれば、これは「好都合」なことなんじゃないのか? 黙っていても女の方から寄ってくる。それに、避妊の心配をする必要もない。

 ヤリまくり、膣内射精し放題ってことじゃないか!

 ……って、バカか? 俺は。そんなことじゃねぇだろ!?

 と、綾辻先生が椅子を離れ、

「ね? 一回くらい、いいでしょ?」

 俺に抱きつき、耳元に囁いてきた。どうやら、完全に発情している様子だ。フェロモン効果ってやつだろうか。

 大きな胸を、俺の顔に押しつけてくる先生。そのデカパイに、俺の顔が埋もれる。

「気持ちよくしてあげるから……。ね? いいでしょ?」

 先生は俺を窒息させるつもりなのか、ぐにゅぐにゅと乳房を押しつけてくる。なんともいえない心地よさだ。

 あぁ……もう、なにがなんだかわからない。それに、焦ったところでどうにかなるわけでもないようだ。

 俺は先生を離すと、

「ここでするわけにもいかないでしょ?」

 相変わらず(って、きたのはまだ二度目だけど)、外来患者のいない診療所。とはいえ、一応ここは病院(正確には診療所だけど)で、俺たちがいるのはその診察室だ。

「そうね……この前も掃除するのが大変だったの。ここは診察室だし、清潔にしておかなければならない場所だものね。じゃあ、わたしのマンションにいきましょうか?」

「まだ診療時間中じゃないんですか? 医者が勝手に出ていっちゃマズイでしょ?」

「かまわないわ。どうせ患者さんなんて、誰もこないもの」

 アッサリと答える綾辻先生。

 ……って、きている俺の立場はどうなるんだ? 俺が知らなかっただけで、綾辻先生はこのご近所で、ヤブ医者として有名なのだろうか……。

 

     ☆

 

 患者のこない診療所をやっているわりには、、いい部屋に済んでいるな。俺がつれてこられた綾辻先生のマンションは、俺のアパートなんかと比べ物にならないくらいに広い。

 で、一直線に寝室へと連れ込まれる俺。

「も、もうガマンできないわ。ねぇ、ちょうだい? あなたの精液……ううん、チンコちょうだいッ」

 すでに綾辻先生は、知的な雰囲気の女医というよりは、淫乱なスケベ女の顔つきになっていた。

 チンコを強請る、欲情したメス犬。それ以外のナニモノでもない。

 ふと、俺の中で加虐心が拡がった。

 このメス犬をイジメてやりたい。このデカパイ女医を、メチャクチャにしてやりたい!

 綾辻先生は、美女といえば美女だ。絶世の……とはいかないけど、それでも充分に整った顔をしているし、スタイルだっていい。特に、デカくて形も崩れていない胸は最高級だ。

 年上のデカパイ美女。女医なんだから、頭だっていいはずだ。こんな女をイジメて、メチャクチャにして、奴隷のように扱ってみたい。

「欲しかったら、ちゃんとお願いしてくれなくちゃ」

 思わず、いってしまっていた。

「あぁ、チ、チンコ、チンコくださいっ!」

 俺にすがりつき、「チンコ、チンコ」と鳴く淫乱なメス犬。

「チンコ、チンコって。先生って、淫乱なスケベ女だったんですね」

「は、はい、わたしは淫乱なスケベ女です! で、ですからチンコをっ」

「ふ〜ん……だったらスケベ女らしく、スケベったらしくお願いしてくれなくちゃ、チンコはあげられませんね」

「あぁ〜、そ、そんなイジワルいわないでぇ……」

 俺は先生に、服を脱いでベッドに上がるようにいう。先生は素直すぎるほど従順に、いわれた通りベッドに上がり仰向けになると、俺を誘うかのように大きく股を開く。開かれたそこは、前戯の必要もないほどに愛液で妖しく滑り、ヌラヌラと輝いていた。

 その濡れた花びらをわり、二本の指を埋める。ニュチャっ……と、指に絡みつく花びらと愛液。俺は濡れた指を引き抜くと先生の顔に近づけ、

「もうベチャベチャじゃないですか。先生のマンコ」

 濡れた指を、彼女の顔に擦りつけてやった。

「それに、ずいぶんと毛深いですね。俺、毛深い女って嫌いなんですよ」

 これは本当だ。毛なんて、ジャマなものでしかない。

「あ、あぁ……ご、ごめんなさい」

 深い茂みを掴み、引っ張り上げる。

「ヒッ! イッ、痛いッ! 許してっ、引っ張らないでえぇッ」

 情けないその声が、ゾクゾクするほど心地よかった。このままジャマな毛をむしり取ってやりたいが、いくらなんでもそこまではできない。

 俺は手を離して恥毛を自由にしてやると、ズボンとトランクスを脱いで、先生の身体をまたぐようにして腰を下ろした。

「欲しいんなら、ちゃんと入れてもらえるようにしてください。この、自慢のデカパイで」

 俺が左乳房を握り潰すかのようにしていうと、先生は「はい……」と答え、まだ準備の整っていないペニスを胸の間に挟み込んだ。グニグニュと、先生の胸でこねられるペニス。俺は乳房から手を離し、先生のパイズリにまかせる。

 でも、胸で刺激されるばかりなのも悪いので、空いている手で先生の股間を玩んでやることにした。

「アァンッ!」

「喘いでないで、ちゃんとパイズってください。手が止まってますよ?」

「アッ、は、はいっ」

 乳房に埋まったペニスが、大きく硬くなっていく。先生は、どうすれば男が気持ちよくなるのかを熟知しているかのように、デカパイで俺を責める。さすがは、淫乱なスケベ女だ。

 グヌグニュと、休むことなく俺を責めるデカパイ。このまま続けられると出ちまう。

 別に顔にブッかけてやってもいいが、やっぱりマンコに突っ込んでよがらせてやりたい。この女が、どんな喘ぎ顔をするのか見てみたいし。

 俺は腰を上げると、

「そろそろ突っ込んでやりますよ。欲しいんでしょ? チンコ」

「はい! くださいッ。チンコくださいッ」

「で、どこに欲しいんですか? ちゃんといってください」

「オ、オマンコッ! オマンコに、オマンコにチンコくださいぃ〜」

 膝裏に腕を通し、自分で脚を拡げて「オマンコ」を丸出しにする先生。露出された花びらが奥から滴る愛液で滑り、ヒクヒクと蠢いていた。

 俺は先生のお望み通り、オマンコへチンコを挿入してやる。

 絡みついてくる肉ヒダ。見た感じは使いこまれているようにも見えたが、締まりが悪いというわけでもなく、膣壁がしっかりとモノを挟んできた。

「アッ……う、うぅン」

 奥まで到達する。亀頭に子宮口を擦られ、先生がピクピクと身体を震わせた。俺は奥までハメたモノを入り口近くまで引き、

 

 ジュプっ!

 

 再び奥まで埋め込んでやる。

「ぅアァッ!」

 埋めては引き、引いては埋める。その繰り返し。徐々にスピードを上げ、埋め込むときの強さも増していく。

「アッ、アッ、ぅアァッ!」

 突くたびに、デカパイがぶるんぶるんと波打ち、波打った乳房がぶつかり合ってペチペチと音が鳴る。なかなかに心地よい音色だ。

 俺に合わせて腰を振る先生。デカパイがダイナミックに揺れる。

「ま、まだぁッ? 精液、せ〜えき欲しいのぉ〜ッ」

 精液、せーえきって……。ホントにスケベ女だな。

「もう少し、で、ですよ。先生」

「はやく、はやくうぅッ! 精液、せ〜えきぃッ」

 俺は先生の腰をしっかりと掴み、絶頂へと向かって腰を振る。

「あ、あげますよ、精液。しっかり飲んでくださいね、せ、先生の、淫乱オマンコでッ」

 くる。

「い、いっぱい出して! 子宮に溢れちゃうくらい、精液出してぇ〜っ」

 その言葉の途中で、俺は噴出させていた。

 ビュルビュルドクドクと溢れ出てくるザーメンを、綾辻先生の膣内にブチまけてやる。「アッ、アアァ〜ッ! こ、壊れちゃうッ、子宮壊れちゃうぅ〜ッ!」

 喘ぎというよりは悲鳴だ。俺は、すでにザーメンでいっぱいのマンコに射精を続けた。結合部の隙間から、膣内に入りきらないザーメンが溢れ出てくる。

「ヒッ……! あっ、ぁひっ、ヒいぃッ」

 子宮にぶつかり続けているだろうザーメン。先生は涎ばかりか鼻水まで垂らし、なんとも情けない顔で喘ぐ。これじゃ、美人の女医さんも形なしだ。

 これ以上は、ホントに子宮が壊れてしまうかもしれない。そう思って、俺はジュルリ……とモノを抜いた。

 モノが抜かれても綾辻先生の膣口はパックリと丸く開いたままで、そこから大量のザーメンがドプドプと零れ、シーツに拡がっていく。

 抜いたといってもペニスは力強いままで、先からはボタボタとザーメンが滴り、まだ「奥のほうに」残っている感じがしている。

 俺は自分でモノをしごき、まだ残っているザーメンを綾辻先生の身体中に降らせた。思った以上に残っていたらしく、俺は先生の顔もデカパイも真っ白になるまで、ザーメンをブチまけてやった。

 ザーメンまみれのデカパイ女医は、ザーメンで濡れたメガネのレンズ越しに、視点の合わない目で虚空を眺め、ピクピクと痙攣している。

 開ききったままのマンコ。身体中を染めるザーメン。いいしれない満足感が俺を満たす。

 最後の一滴までもを先生にかけてやると、俺は、強烈な咽の乾きが襲れた。それに、身体が重しをつけられたかのように重く感じた。

 俺は寝室を出て、キッチンで水を飲む。水分を補給したとたん、身体は軽くなっていた。

 

 俺が寝室に戻ると、先生はザーメンまみれの身体を起こして、

「治療方法をみつけるために、ちゃんとした精液のサンプルが欲しいの」

 淫乱スケベ女ではなく、女医の顔をしていった。知的な雰囲気の美女。ザーメンまみれの。淫乱スケベ女もいいが、こういう「アンバランス」な感じのもいい。

 生臭いザーメンで身体中を濡らし、それでも知的な雰囲気を保っている。そんな先生を前にして、俺のモノは一気に力を取り戻していた。

「あら……元気ね、キミ。これだったら、すぐにでもサンプルが採取できるわね」

 そして俺は先生の胸で導かれ、500ccは許容量があるだろうビンに、溢れるほどのザーメンを注いだ。

 

     4

 

 昨日の小湊のこともある。俺は外出を控え、大学もサボってアパートでじっとしていることにした。外に出ると、俺のフェロモンだかなんだかで、女が寄ってくるかもしれない。俺の身体が「どう」なってしまっているのかよくわからない以上、無計画に外を出歩くことは避けたほうがいいだろう……と思う。

 

 夕方。

 することもないので、なんとなくテレビを眺めていると、ケータイが鳴った。

「はい」

『あっ、い、伊吹くん? あたし……茜です』

 小湊からだ。

「小湊か? どうしたんだ」

 ……って。やっぱり、昨日のことに関係あるんだろうな。俺は気まずさを感じたが、

『あ、あのね。伊吹くん、今日学校にきてなかったみたいだし、ちょっと心配になって……そ、それで』

 心配……? どういうことだ? 昨日のことじゃないのか?

「今日はちょっと用事があって、学校はサボったんだ」

 適当なウソを吐く。

『そ、そうだったの。よかった……。で、もう、用事はすんだの?』

「あ、あぁ」

 ……ヤバ。「まだ」だっていったほうがよかったか?

『だ、だったら、その……会えない、かな?』

 なんだか、探るような口調だ。

「今からか?」

『うん……できれば、すぐにでも……。ダメ? 伊吹くん、今、どこにいるの? 用事は終わってるんだから、家?』

 小湊は、会う気でいるようだ。

 う〜ん……やっぱり、昨日のことで話があるのかもしれないな。このまま、ずっと小湊と顔を合わせないなんてことは無理だ。同じ講義もいつくか取っているんだし、会ってちゃんと説明したほうがいいんだろうな。小湊は、俺が珍病患者だとしても、そんなことをいいふらすヤツじゃないし、うん、ちゃんと話しておいたほうがいい。

 俺は、アパートにいることを小湊に伝えた。

『そう……。あのね、実はもう、伊吹くんの家のすぐそばまできてるの』

「知ってたのか? 俺のアパートの場所」

『調べたの。すぐわかったわ。じゃあ、今からおじゃまするね』

 俺が「きてもいい」なんていう前に、電話は切られていた。

 

     ☆

 

 五分も待つことなく、小湊がやってきた。その辺に転がっていたエロ本は隠したが、部屋はまだちらかっている。ま、仕方ないか。男の独り暮らしなんだし、ちらかってるのは当たり前だ。

 部屋に入ってきた小湊を、俺とはテーブルを挟んで正面に座らせる。

「き、昨日のことで……そ、その……」

 やっぱり、「その」話か。が、俺が珍病のことを説明しようと口を開く前に、

「わ、わからないの。だってあたし、あんなの初めてだったし……。男の人のを見るのだって、初めてだったから……。どうしてあんな大胆なことしちゃったのか、自分でもわからないの。あたし……経験なんてないのに。でも、伊吹くんを見てたら頭がぼ〜ってしちゃって、どうしてもがまんできなかったの……」

 小湊は矢継ぎ早にいった。

「だから……ごめんなさい、伊吹くん」

 なぜか、小湊のほうが謝る。もしかして小湊は、自分のほうが悪いと思っているのか? 自分が、無理やり俺を誘惑してしまったとでも……。

 口を閉じ、しゅんと項垂れる小湊。

 小湊は、俺の珍病に気づいているわけでも、あの大量ザーメンを不審に思っているわけでもない? ただ、「自分が悪い」と思い込んでいるらしい「昨日のこと」を謝罪にきたって、それだけなのか?

 だったら、珍病のことを正直に話す必要はない。このまま黙っていよう。

「そんなこと気にすんなよ、小湊」

「で、でも……」

「なんだったら、また今からするか? 俺はかまわないぜ」

 冗談で、小湊の気持ちをほぐしてやろう。そう思っていったつもりだった。が、

「え!? い、いいの!?」

 小湊は驚いたような顔をしていった。

 そして、驚いたのは俺も同じだ。まさか、「い、いいの!?」……なんて返ってくるとは思わなかった。

「あ、あたし、昨日あんな大胆なことしちゃったし、恥ずかしいって思うけど、だ、だけど、伊吹くんの顔見てたら、なんだかドキドキしてきちゃって、し……して欲しい……って、昨日みたいに、そ、その……」

 顔を真っ赤にしてうつむく小湊。予想もしていなかった言葉だ。これも、フェロモン効果ってやつだろうか。

 でも、小湊のほうから「して欲しい」っていってんだから、「してやらない」のは男として失礼だよな。

 うん、そうだ。小湊から求めてきたんだ。俺は小湊の隣りに移動する。すると小湊はなにを思ったのか、顎を上げるようにして瞼を閉じた。

 ……これって、どう考えても「キスして」ポーズだよな。

 キス。小湊はイヤがらなかった。ま、自分から「求めて」きたんだから、イヤがられると俺の立場もないけど。でも、セックスはしてもキスはNGという女もいないわけじゃない。俺にはよくわからないが、女って、「キス」を「特別」なものだと考えてるのが多いらしい。

 舌を入れようかどうか迷ったけど、結局入れなかった。なんだか、「がっついてる」ように思われるのがイヤだったからだ。

 顔を上げ、キスをとく。小湊は瞼を開き、

「ファーストキス……だから」

 頬を染めていう。

 俺としては、どう反応を返していいのか迷うセリフだ。喜べばいいのか? 俺は適当に、でもそれと悟られることがないように、小湊に作り笑顔を返す。小湊も、なんだか照れたように微笑んだ。

 それにしても、二十歳でファーストキス? いくらなんでも、それは、ちょっと奥手すぎるんじゃないのか? 俺なんか、中一でロスト童貞してるのに……。

 キスが終わると小湊は、

「脱いだほうが、いいよ……ね?」

 いい、

「あっ! あたしなにいってんだろ!? 脱がないとできないわよねっ」

 ブラウスのボタンを外していく。アセアセと忙しげに、着ている物を脱いでいく小湊。脱いだブラウスとスカートを丁寧に畳んで床に置き、その上にソックスを置く。薄いピンクの上下お揃い(だろう)の下着姿になった小湊は、すぐさまブラを外し、次いでショーツも。俺が見ていることを意識してないような脱ぎっぷりだ。

 下着を畳んだ衣類の上に置き、俺に向き合う。

 小湊は痩せているとも思えるほど細身だったが、乳房は形よく膨らんでいた。その先端は鮮やかな桜色で、俺はこれほど色鮮やかな乳首を見るのは初めてだ。

 俺の視線を感じたのか、小湊が両腕で胸を隠す。でもチラッと俺をみて、ゆっくりと腕をといた。

 俺は裸体になった小湊の肩を抱き、ベッドへ移動させる。仰向けに寝かせつけ、もう一度キス。

「……ぅン」

 そして俺は、キスを下へと移動させながら続ける。唇から首筋へ、そして左乳房の桜色の乳首を口に含み、舌で転がす。

「あぅ……ンくぅ」

 くすぐったそうな、でも気持ちよさそうな声。右乳房も手で揉んでやる。指で乳首をつまんで転がすと、すぐに硬くしこってきた。口の中の左乳首も同様だ。俺は口と指で、乳房というよりは乳首だけを責める。

「アッ! ぅ、うゥンッ」

 甘い感じの声。でも、まだ「本気の音色」じゃない。乳首を甘噛みし、手の中の乳房を少し強めに揉む。胸だけで「本気の音色」にさせてやる。俺は決め、胸への攻撃を容赦ないものへとする。小湊の声のトーンが、だんだんと高くなっていく。

 俺は、小湊の声が「本気の音色」になってきたことを悟り、転がしたり吸ったりしていた乳首を口から離す。口から出されたそこは、唾液に濡れて先細りに尖っていた。

 ポ〜っとした顔で、小湊が俺を見る。

「気持ちよかっただろ?」

 訊いてみると、顎を引いて小さく肯いた。

「伊吹くんも……脱いで。あたしだけなんて、恥ずかしいよ……」

 それもそうだ。俺も裸になり、準備万端でプレイを再開させた。

 小湊の脚を開かせ、秘部を露わにさせる。見るからに使い込まれていない感じだ。色素の沈殿もなく、ヒダも伸びていない。それに恥毛も薄く、申し訳程度でしかない。これが二十歳のマンコだなんて、ちょっと信じられない。確かに小湊は小柄でロリ顔だが、マンコまで「ロリ仕様」だったとは……。

 その、「ロリ仕様」マンコの中身を確認してみる。俺がワレメを拡げようと手をそえると、小湊は少し腰をよじったが、それ以上の抵抗はしてこなかった。

 で、膣口の少し奥、彼女が未経験者である証があった。見事なくらい、正真正銘の処女膜だ。

「初めてなの……。優しく、して……ね」

 これは、「お許し」の言葉だろう。

「ホントに、俺でいいのか?」

「……う、うん。伊吹くんに、もらって欲しいの」

 少し震える声だったが、ハッキリといった。

「茜……」

 下の名前で呼んだ。小湊は恥ずかしそうに、

「……はい」

 とだけ答え、下の名前で呼んだ俺を咎めることはなかった。

「あの……伊吹くん? あたし今日、安全日……だから」

 綾辻先生の話だと、俺のザーメンでは妊娠しないということだったが、小湊……いや、茜がそんなことを知っているわけがない。要するに茜は、「膣内に出してもいいよ」……といいたかったんだろう。

 なんだかもう、昨日とは「ヤル」ことが違ってきている。でもまぁ、それもいいさ。

 俺は茜の股間に顔を埋め、クンニを開始する。

「アっ……!」

 マンコを舐められるなんて、茜にとっては初体験だろう。俺から逃げるように腰を引く。

「舐められるのはイヤか?」

「……ご、ごめんなさい。は、恥ずかしかったから……つい」

「これから、もっと恥ずかしいことするんだぞ? もらって欲しいんだろ? 俺に」

「う、うん……ごめんなさい。もう、逃げないから……。な、舐め……て」

 茜は、股間を俺に差し出すようにして、少し腰を浮かせた。顔を見ると、真っ赤に染まっている。相当恥ずかしいんだろう。自分から、「舐めて」……などと口にすることは。

 俺は茜を安心させるように、優しく髪をなでてやる。茜は、照れたような顔で微笑んで、

「伊吹くんに、全部まかせるね」

 いった。

 まかされた俺としては、最後まで「してやる」のが礼儀ってもんだろう。俺は再び茜の股間に顔を埋め、クンニする。

 別に俺は、クンニ好きってわけじゃない。マンコが臭い女もいるし、誰のチンコが突っ込まれたかもわからないマンコを好きこのんで舐めるなんてのは、俺の趣味じゃない。

 だけど茜のマンコは臭くないし、新品だ。それに「初めて」をくれるっていうんだから、クンニのサービスくらいしてやらないとな。

 小陰唇を舌でなぞり、ヴァギナに舌を入れる。クリトリスを口に含んで吸い、舌で転がしたり甘噛みしたり。茜は気持ちよさそうな声を上げているが、あまり濡れてこない。

 処女だということもあるだろうけど、マンコもキレイな形をしているし、茜はオナニーも少ないのだろう。オナニーすらしたことないってのは、いくらなんでもないと思う。

 しばらくクンニを続けたが、茜の蜜は少量だ。クリトリスは充血して脹らんでいるから、感じているのは間違いない。もともと、汁っ気が少ないのかもしれない。

 このまま続けても大差ないだろう。俺はクンニを止め、

「そろそろ、入れるぞ」

「うん……まかせる、から。伊吹くんの好きにして」

 俺は茜の股の間に下半身を入れ、モノをあてがった。少し腰を落とすと、俺の硬い肉棒が茜のやわかな肉を割り、先端がヴァギナと密着した。

「ヒウッ……!」

 茜は呻き、顔をしかめる。だが、まだ先端も全て埋まっていない。処女とヤルのには、多少相手が痛がっていても躊躇するのはよくない。まずは、全部を埋めてしまうのが肝心だ。とても入らないと思っても、ヤッてみると結構入るものだ。俺は経験から、それを知っている。

 俺は一息に腰を落とし、茜の膜を引き裂く。ブチブチと肉が裂ける感触。俺が処女膜をブチ破るのはこれで十枚目。だが、なんどやっても気持ちいいなんてことはなく、なんだかグロイ感触だ。

「イグッ! イッ、ヒイィッ」

 これが茜の最深部か。「ロリ仕様」だけあって、さすがに浅い。当然俺のペニスは、根本まで埋まっていない。

「入ったぜ」

「う……う、ん」

「痛いか?」

 訊くと、茜は「だ、大丈夫……」といって首を横に振った。が、どう見ても痛みを堪えているようにしか見えない。ま、最初は誰でもこんなもんだ。

 でも、初めてだけあって、茜のヴァギナはしっかりと俺を締めつけてくる。

 苦しそうな顔。俺は、「イジメてやりたい」……と少し思ったが、自制した。茜はこれが初体験だ。セックスを「辛いもの」だと擦り込ませたくない。二度と、ヤラせてもらえなくなる。

 だとしたら、早く終わらせてやるのが一番だろう。苦痛を長引かせる必要はない。

「痛いかもしれないけど、ガマンしてくれよ。どうしてもガマンできなかったら、そういってくれ」

「う、うん……」

 早く終わらせるには、素早く動くに限る。俺は埋めたモノを引き、また埋まる。そしてまた引き、また埋める。それを素早く繰り返した。

 初めてで感じる女なんて、そうそういるもんじゃない。茜もそうで、とても感じているようには思えない。きつく瞼を閉じ、眉間にシワを寄せている。痛みを堪えているのは明らかだ。額に汗が浮かび、その汗で前髪がはりついている。

 どうせ、茜が絶頂に達することなんてないだろう。初体験でイク女なんて、俺は見たこともヤッたこともない。

 だったら、俺がイク。俺が茜の膣内にザーメンをブチまけ、それで終わらせるしかない。

 俺は茜の腰を手で固定して、突く。茜は下唇を噛み、痛みを堪えているようだ。こうして裸にしてみると、茜はホントに小さくて細い。あまり乱暴に扱うと、ポッキリ折れてしまいそうだ。だけど胸は充分に発育していて、ぷるぷるぷるんっ! と、派手に飛び跳ねている。

 で、突くこと五分くらいか? 俺にしては驚異的な早さだ。俺は昇ってきた射精感を堪えることなく、茜の膣内へと放出した。

「ぅあッ! アウっ、ああぁアァーッ!」

 放出するたび、茜がビクビクと大きく跳ねる。これ以上の膣内射精は、茜の身体に負担になるだろう。そう思って俺はペニスを抜き、しかし止まることを知らないように噴出し続けるザーメンを、茜の身体にブチまけた。

 顔、胸、腹……。茜の前面を、ドロドロのザーメンが染め上げる。

「あっ、アァンっ! お汁っ、オチンチンのお汁うぅ〜ん」

 茜は夢見心地な顔をして、身体中にザーメンを塗り拡げていく。

「ふぁあ……あっ、ぬ、ぬるぬるがいいのぉ〜。ぬるぬる、にゅるにゅるぅ〜」

 ロストバージンの余韻とか、そういうのは一切ない。茜はザーメンに夢中になっている。これもフェロモン効果か? ということは、ザーメンからフェロモンが出てるのか?

 ま、よくわからないが、茜はザーメンと戯れて嬉しそうにしてるんだから、これでいいのかもしれない。

「ねっ、伊吹くうぅんっ! もっと、もっとお汁ちょうだいっ。お汁、オチンチンのお汁ちょ〜だいぃっ」

 ザーメンを浴びた茜は、一変して積極的になった。自分から俺を強請り、チンコをくわえ、マンコを開いた。

 そして俺は、夜が明けるまで茜をかわいがってやった。

 

      5

 

 茜と関係を持つようになって、三日が経過した、茜は、俺のアパートで寝泊まりするようになっていて、もちろん俺たちは、毎日ヤルことはヤッている。

 時間は午後六時をすぎ、茜が裸のままで夕食の準備をしている。部屋の中で茜は、ほとんど服を着ることはない。いつでも「してもらえるように」と、茜が自分からすすんでそうするようになった。

 それに、茜の股間はツルツルとした無毛状態だ。俺が「毛は好きじゃない」というと、茜はアッサリと剃ってしまい。毎日手入れもしている。

「はい。伊吹くん」

 テーブルに料理が並べられていく。茜は料理が上手い。俺は茜と「暮らす」ようになってから、味気ないコンビニ弁当とは無縁になった。

 茜は自分の食事に、「食用のお汁」といって取ってあったザーメンをかけていく。

 ザーメン漬けライスを食べ、ザーメンドレッシングがかかったサラダを食べる茜。もちろん、ザーメンだけでも飲む。茜は、ザーメンで味付けがされてない食事はものたりない……とまでいっている。完全なザーメン中毒(?)だ。

 食事の後は、食後の運動。

 ベッドにはビニールのカバーがしてある。こうでもしないと、ベッドにザーメンが染み込んで、ザーメン臭くなって仕方がない。

 ベッドに仰向けになる俺のペニスを、茜が乳房に挟む。茜は綾辻先生ほど巨乳じゃないが、パイズリができないほど貧乳でもない。

 こなれた感じになってきたパイズリ。なんせ、最低でも一日三回はパイズらせているんだから、上達して当然だ。

 やっぱり、フェラよりもパイズリのほうがいい。パイズリだと俺は、フェラの半分の時間で出してしまう。

 二つの乳房に挟まれ、しごかれる肉棒。先端は、茜がペロペロと舐めている。

「伊吹くん、おっぱいで出しちゃう?」

 俺は茜の問いに「そうだな」と答え、パイズリを続けさせた。しばらくすると、射精感が襲ってくる。

「茜……そろそろ出るぞ」

 俺の言葉に、茜は先端をパクッとくわえてこれまで以上に胸を激しく使い、ペニスをしごいてきた。俺は茜の胸でしごかれながら、口内射精してやる。ゴクゴクと咽を鳴らし、ザーメンを飲み込んでいく茜。多少は口から零したりもするが、ほとんどは飲み込んでいる。

「オチンチンのお汁、おいしぃ〜」

 嬉しそうな声。ホントに茜は、ザーメンが大好きだ。残りまで、搾り取るように吸う。

「い、伊吹くぅ〜ん」

 出なくなったのか、茜はペニスから口を離し、甘えたような声で鳴いた。そして俺の股間に顔を埋め、しなびたペニスに頬を擦りつけてくる。俺は、あらかじめベッドに置いていたペットボトルから水を飲み、

「まだ足らないのか? 茜」

 訊く。

「う、うん」

 少なくとも今日だけで、茜は二リットル以上のザーメンを口にしているだろう。それでもまだ足らないとは……。

「茜は、ホントにザーメン好きだな」

「だ、だって……。おいしいん……だもん」

 俺は少し考えてから、

「そんなにザーメンが欲しいんだったら、今から俺のことはご主人様と呼べ」

 冗談めかしていった。こういうSM的なプレイは、まだ茜とはしていない。正直俺は、Sっ気がある。従妹の愛美との「お遊び」では、愛美をイジメてやることだってある。もちろん愛美は「遊び」だと理解しているから、本気でイヤがることはない。

「あっ……はい! ご主人様っ」

 即座に、俺を「ご主人様」と呼ぶ茜。興奮した。遊びのつもりだったが、本気になってしまいそうだ。本気で茜のご主人様になり、茜を俺の奴隷にしたい。

 俺の……俺だけのザーメン奴隷に!

 復活したペニスを、茜が目をウルウルさせて見つめる。唇が半開きになり、今にも涎が零れてきそうな感じだ。

「ご、ご主人様のおいしいオチンチンのお汁を、あたしに……茜に飲ませてください」

 茜は、「遊び」だと理解してるんだろうか。それとも、本気で俺を「ご主人様」だといっているのか?

 俺は試しに、

「そんなにザーメンが欲しいんなら、オナニーしてみせろ」

 いってみた。

「自分でするん……ですか?」

 言葉使いがいつもと違う。いつもなら「自分でするんですか?」じゃなく、「自分でするの?」といっているだろう。俺を、「ご主人様」として立てているのだろうか。

「あぁ、俺に見せてみろ」

「……は、はい」

 茜は恥ずかしそうな素振りを見せながらも、俺に向かって股を拡げ、コシコシとクリトリスを指で擦り始めた。ただ、クリトリスだけを擦り続ける茜。ヴァギナに指を入れることはしない。

「なんだ、指は入れないのか?」

「は……い。入れたこと、な、ない……です」

「じゃあ指より先に、俺のチンコが茜のマンコを串刺しにしたってわけか」

「そ、そうです……」

 茜自身の指よりも先に、俺のチンコが膣内を探索した。そのことに、やけに俺は興奮してしまった。

 指でクリトリスを擦り続ける茜。正直、たいして面白いものじゃない。俺はベッドを下り、机の引出から愛美とのプレイで使っているバイブを取り出すと、

「これを使え」

 茜に渡してやる。茜とのプレイで道具を使うのは、これが始めてだ。受け取ったバイブを、茜が珍しいモノを見るような顔で眺める。

「これは……? なんですか?」

「なんですかって……。バイブ、知らないのか?」

「ばいぶ?」

「オモチャのチンコだ」

「そう……ですか。初めて見ました。これを使ってすればいいのですか?」

「そうだ」

「はい、わかりました」

 バイブを、そのままマンコに突っ込もうとする茜。本当に使ったことがないのだろう。普通なら突っ込む前に、ちゃんと汚れを確認するとか、コンドームを被せるとかするものだ。

 俺は茜の行動を制止し、バイブを流しで洗うようにいう。茜とのプレイではコンドームを使わないので、今、この部屋にコンドームはない。茜は少し不思議そうな顔をして、でも俺の言葉に従った。

 ちなみに茜には、俺のザーメンでは妊娠しないことを教えてある。といっても茜は、「そんなことどうでもいい」……みたいな顔をしていたが。どうやら茜は、ザーメンがもらえるならなんだっていいみたいだ。

 茜はバイブを洗ってベッドに戻ってくると、

「これ、伊吹くんの……あっ、い、いえ、ご主人様のより、小さいですね」

 洗ったモノを玩びながらいう。

 確かに、そうかもしれない。茜に渡したバイブは、それほど大きめのモノじゃない。茜はバイブを股間に押しつけ、

「入れて……いいですか?」

 確認してきた。俺が肯くと、茜は俺に向かってM字開脚で、股間にバイブを埋めていった。しかし、

「……ご主人様のオチンチンのほうがいいです」

 完全にバイブを埋め、茜がいう。

「いいから、それでオナニーするんだ」

「はい……わかりました」

 初めて使うバイブに戸惑う様子を見せながらも、茜は徐々に昇っていく。甘い声で鳴き始め、

「アッ、アンッ! い、いぃ……」

 などと口走る。

「いいのか? どこがいいんだ?」

 訊いてやった。これまで、俺は何度も「マンコ」と口しているが、茜が口にしたことはない。俺は茜に、「マンコ」といわせたてみたかった。

「どこだ? 茜は、どこがいいんだ?」

 沈黙。顔をうつむかせる茜。

「いわないと、二度とザーメンはやらないぞ」

 その言葉に、茜はバッと顔を上げ、

「マ……ンコ」

 小さな声で呟いた。

「どこだって? 聞こえないぞ」

「マ、マンコですっ!」

「そうか、茜はマンコがいいのか」

「……はい、いいです。マンコいいです」

「そんなにマンコがいいんなら、もっと弄ってやれよ」

「は、はい……」

 茜は右手でジュボジュボとバイブを出し入れし、同時に左手でクリトリスも擦り始める。

「アッ、アッ、あぁウンッ!」

 茜の目を潤ませ、頬を上気させて喘ぐ。乳首がビンビンに尖り、切なげにプルプルと震えているのが見て取れた。

 やがて茜の息は乱れ、息と呼応するかのように茜自身も乱れていく。

「い、いいですぅ! マンコ、マンコがいいんですぅ〜っ! アッ、アッ、マンコ、マンコおぉ〜ッ」

 何度も「マンコ」と連呼する茜。その顔には羞恥の色はなく、快楽に喘ぐ恍惚とした色しかない。

「マンコがいいんだな? 茜は、マンコにオモチャを突っ込んで気持ちいいんだな?」

「は、はいぃ〜、茜は、茜はマンコにオモチャを突っ込んで気持ちいいんですぅッ」

「茜、俺はお前のなんだ?」

「ご、ご主人様ですぅッ!」

「じゃあ茜、お前は俺のなんだ?」

「アッ、アァン! は、はい! 茜は、アンっ! ご、ご主人様の奴隷ですうぅ〜ッ!」

 認めた。茜は、俺が「奴隷」なんて言葉を一度も口にしてないにも関わらず、自らを「俺の奴隷」だと認めた。

「よし。そうだ、お前は俺の奴隷だ。わかったな」

「はい、はいっ、ご主人様あぁ〜ッ!」

 俺は、バイブでマンコをグチャグチャと鳴らしながら「ご主人様、ごしゅじんさまあぁ〜ッ!」と連呼する茜の身体中に、自らペニスをしごいて生臭いザーメン奴隷としての証を与えてやった。

「アアァンッ! ご、ご主人様のお汁うぅッ」

 茜は身体についたザーメンを舐め、頭から零れるものを手ですくって啜る。マンコには、バイブが突っ込まれたままだ。

「ジュルっ……お、おいひぃ〜れすぅ〜、じゅっ、じゅルル、オチンチン、オチンチンのお汁うぅ〜」

 こうして俺は、ザーメン奴隷を手に入れた。夢中でザーメンを啜る茜を眺め、俺は、「これからコイツを、どう調教してやろうか」……と夢想し、取りあえずチンコを復活させるために、ペットボトルの水を口にした。

 

     6

 

「ァアッ! ふァ、アッ、アン、アン、アァ〜んっ!」

 手枷で後ろ手に自由を奪った茜に後ろから突っ込む。茜の身体は、さっき二回かけてやったザーメンでヌメヌメだ。最初はザーメンまみれのままでヤルのに抵抗があったけど、もう気にならなくなってきた。

「アゥ……ごしゅっ、ご主人様あぁ〜ッ!」

 茜が俺を「ご主人様」と呼ぶようになって、もう五日だ。この五日間で茜は、ずいぶんと従順なザーメン奴隷になっている。一昨日、茜に性具を買わせにいかすと、茜は「ご主人様がよろこんでくださると思って……」と、自分用の首輪まで買ってきた。

 大学にもいかず、セックス漬けの毎日。喰う、寝る、セックス。その繰り返しだ。

「茜のマンコ、ジュボジュボイヤらしい音がしてるぞ。ホントスケベだな、お前のマンコは」

「アッ、は、はいぃッ! ス、スケベですッ、アンッ、アァンッ! あ、茜のマンコは、アンッ! ス、スケベマンコですうぅ〜ッ」

 やがて甲高い声とともに、茜は達した。膣壁がビクビクと痙攣し、俺を強く締めつけてくる。

 グッタリと脱力し、上半身をベッドに沈める茜。俺は茜の腰を掴み、膝を立てさてて突き続けた。俺が突くたびに、

 

 ビクッ! ビクビクビクッ

 

 茜の背中が、何度もなんども跳ねる。

「し、しんじゃ……う。ゆ、ゆるし……して、く、ください……」

 茜が、息も絶えだえに告げてきた。

「なにいってるんだ。お前のスケベマンコが、俺をくわえ込んで離さないんじゃないか」

 茜は悶え、イキっぱなしの状態になる。俺が出すまで、何度でもイッてろ……って感じだ。細い背中に脂汗が滲み、「ヒグッ! ヒウゥッ」と呻く茜。ついには気絶してしまったのか、なにもいわなくなってしまった。

 俺は身動きしない茜を犯し、身も心も満足して放出した。膣内に入るだけ出すと引き抜いて、茜を自由にしてやる。脚をひし形にして、うつ伏せでベッドに沈む茜の股間から、ドプドプとザーメンが溢れ出てくる。俺はまだ放出が続いてるザーメンを、茜の背中にかけてやった。

 放出を終えて一息つくと、ケータイじゃなく部屋の電話が鳴った。

「はい」

『わたくし綾辻診療所の綾辻観鈴と申しますが、伊吹京一さんはいらっしゃいますでしょうか』

 綾辻先生だ。

「俺ですけど」

『あぁ、伊吹くんね。今から、診療所にこれるかしら?』

 いけないことはないが、身体を洗わないと外には出れない。なにせ茜同様、俺の身体にもザーメンがこびりついている。

「一時間くらいかかりますけど」

『いいわよ。まってるわ』

 電話を切ると、

「ご主人様。お出かけですか?」

 気がついたのか、寂しそうな顔をして茜がいった。

「あぁ、ちょっとな」

「……お早く、お帰りくださいませ。茜は、ご主人様と離れていると、寂しくて死んでしまいます」

 俺は、そういう茜の手足を拘束し、マンコとケツに電動バイブを突っ込んで、

「俺が帰ってくるまで、そうして遊んでろ」

 いい残してアパートを出た。

 茜は涎を垂らして嬉しそうな顔をして、

「ザ、ザー汁……い、いい子にしてますから、お帰りになられましたら、ご、ご主人様のザー汁をいただきたいですぅ〜」

 と、もう朝から何杯も飲んでいるくせに、満たされることのないザーメンの乾きに飢えているかのように、そんなことをいっていた。

 

     ☆

 

 綾辻先生の用件。結局は「したい」……ということだった。珍病に関してのことは、「まだよくわかっていない」ということだ。

 ま、「したい」んならヤッてやるさ。それに俺は、珍病は「このままでもいい」と思い始めている。大量のザーメン噴射も、馴れてしまえばどうということはない。いや、好都合なくらいだ。この珍病のおかげで茜を奴隷にできたし、こうして綾辻先生も俺を「誘って」くるんだから。

 俺たちは、診療所から先生のマンションへ移動する。寝室に入り、裸にさせてチンコを入れてやった途端、先生は淫乱な声でアヒアヒと鳴くだけのメス犬に変わっていた。

 俺はいいことを思いついた。そうだ、コイツも茜と同様、俺の奴隷にしてやろう。

 俺は、唐突にペニスを抜く。

「ファっ! や、止めないでえぇっ」

「欲しいのか?」

「ほ、欲しい! 欲しいのッ」

 綾辻先生……いや、観鈴はケツを振って、股間から垂れ流れる汁を撒き散らす。

「じゃあ、今から先生……観鈴は俺の奴隷だ。観鈴はご主人様の奴隷ですといえ。いわないなら、このまま帰るぞ」

 いってから、自分でも偉そうなセリフだと思ったが、

「は、はい! 観鈴は、ご主人様の奴隷ですっ。ですからチンコ、チンコをくださいッ」

 コイツはただの淫乱なスケベ女で、あっさりと俺の奴隷に降った。

「だったらまずは、その汚らしいマン毛を剃れ」

「は、はい!」

 観鈴は寝室を出て姿を消すと、五分ほどで戻ってきて、

「こ、これでよろしいでしょうか? ご主人様」

 俺にツルツルになった股間を見せつけた。

「あぁ。俺にして欲しいなら、マン毛の処理は怠るな。もし少しでもマン毛が伸びていたら、二度としてやらないぞ」

「わ、わかりました」

 俺は観鈴をベッドに仰向けにさせ、その上に乗ってパイズリをさせる。仰向けになっていても、観鈴のデカパイはパイズリに支障がない。

「ご主人様? いいですか? 気持ちよろしいですか?」

「お前は、黙ってパイズってろ」

「も、もしわけございません……」

 観鈴は謝罪し、無言でパイズリを続けた。俺は観鈴の乳房でしごかれながら、手に入れた新しい奴隷をどう調教していくかを考える。

 観鈴は茜と違い、いろいろと経験が豊富だろう。下手なことをすると、見くびられるかもしれない。ハードに調教したほうがいいか? そうだな……野外での調教、ムチやロウソクは欠かせない。マンコとケツ穴にバイブを突っ込んで、裸体に首輪で夜の散歩なんて面白そうだ。ま、いろいろとやってみよう。思いついたら、思いついたことを。

 なんせコイツは、もう俺の「奴隷」なんだから。

 懸命にパイズリを続けている観鈴。俺の、二匹目の奴隷だ。デカパイをグニュグニュとこね、俺に奉仕する。このデカパイは、俺のモノだ。俺だけのモノだ!

 コイツは俺にかわいがってもらうために、ここまで乳をデカクしたんだ。だったら、充分にかわいがってやるさ。

 デカパイの刺激に、俺は昇っていく。

 出る! 俺は腰を上げ、デカパイからペニスを引き抜いた。突然パイズリを中断させられて驚いたような顔をしている観鈴。その顔面めがけ、

 

 ビュルッ! ビュルびゅるビュルるッ

 

 ザーメンを噴射してやる。観鈴の顔に、ザーメンがベットリと降り注ぐ。激しくぶつかり、雫を跳ねるザーメン。観鈴の顔面は、すでにザーメンパック状態だ。メガネをかけているんだから、ザーメンが目の中に入ることはないだろう。ま、入っても俺には関係ないけど。

 顔中、髪までザーメンで染める観鈴。観鈴は鼻腔を塞いでいるザーメンで、まるでマンガのような鼻提灯を脹らませ、ペチッと破裂させた。なんとも滑稽な姿だ。

「嬉しいか? ご主人様のザーメンを顔にブッかけてもらえて、嬉しいだろ?」

「うれひぃれすぅ〜」

 唇を動かすとザーメンが口腔に入り、言葉がハッキリとした音にならない。大量のザーメンでパックされた顔は、なんだかグロテスクにも見えなくなかったが、俺は満足感に浸っていた。

 今アパートでは、茜が電動バイブで遊んでいる。手足は拘束してあるから、バイブを抜くことはできない。帰ったら、どんな状態になってるんだろう。

 ザーメンパック状態の観鈴。電動バイブの振動に喘ぎ藻掻いているだろう茜。俺の、俺だけの奴隷たち。

 かわいがってやる。セックスのことしか考えられなくさせてやる。どんな恥辱も、どんな苦痛も快楽としか思えなくなるまで、完全な奴隷に堕としてやる!

 思わず俺は、咽の奥からくぐもった嗤い声を漏らしていた。

 

     7

 

 俺がフランツベリア症候群を発症して。ほぼ一ヶ月が経過した。その間に茜も観鈴も俺の奴隷と化していて、今ではザーメン欲しさになんでもするメス犬だ。

 二人……いや、二匹は同じ俺の奴隷として、すでに顔見知りだ。そればかりか、俺は二匹を同時にかわいがり、調教してやることだってある。

 奴隷の調教には、いろいろな道具がかかせない。俺は金持ちの観鈴にいろいろな性具を買わせ、それで茜と観鈴をかわいがってやっている。調教の場所は、観鈴のマンションだ。広いし、防音設備もしっかりしているからな。

 フランツベリア症候群を発症して以降、俺のペニスは日に日に強靱になっていて、やる気になれば何回でもできる。ザーメンも尽きることがなくて、一日に二リットル三リットルは当たり前。水分さえ補給すれば、飲んだ水が全てザーメンに変わるって感じだ。

 それに、女なら誰でも俺に欲情するわけじゃないこともわかった。欲情の強弱もさまざまで、どうも茜と観鈴は、特別強く俺に魅了されているみたいだ。

 従妹で遊び相手の愛美は、俺が病気だと知ると「治るまでやめとくね」……といって、俺と会おうともしない。病気がうつるとでも思っているんだろう。まぁ、愛美なんてどうでもいい。愛美なんて貧乳の幼児体型よりも、俺には調教のしがいがある奴隷が二匹もいるんだからな。

 

 裸体に首輪。基本的な奴隷の姿で、俺の足元に茜と観鈴が這いつくばっている。俺が服従のポーズをとるようにいうと、二匹は仰向けに寝転がって腹を見せ、膝裏を抱えて股間を露わにするという、俺が決めた「服従のポーズ」をとった。そして声を揃え、

『ご主人様。どうか、この淫乱なメス犬どもを調教してくださいませ』

 教えた通りのセリフを吐く。

 二匹の股間は、ツルツルの無毛状態だ。俺は二匹に、毛の処理はきつくいいつけている。剃毛は奴隷の基本だからな。

 俺は茜のマンコに、太長い双頭のディルドーを埋め込んでやる。

「このチンコで、観鈴を犯してやれ」

「はい。ご主人様」

 茜は起きあがって、ディルドーの位置を調整する。その間も観鈴は、服従のポーズのままだ。

「観鈴さん。茜が、観鈴さんの淫乱マンコ、犯してあげますね」

「お、犯してぇ。観鈴の淫乱マンコ、茜ちゃんのチンコで犯しまくってぇ〜」

 観鈴を下にして、双頭のディルドーで繋がる奴隷二匹。

「観鈴……さ、さんっ」

「あ、茜ちゃあぁんっ!」

 二匹は互いに腰を振り、ディルドーの刺激を貪る。

「先にイッたほうが負けだ。勝ったほうには、ご褒美をやるぞ」

 俺がいうと、二匹は腰を動かす速度を上げた。

 上になっている茜のほうが有利なのだろうか。茜は腰を振ると同時に、観鈴のデカパイを揉みしだく。観鈴は胸への茜の攻撃を防ぐことはできず、徐々に喘ぎ声を大きくし、ついには腰の動きも止まってしまった。

「ほ、ほらっ、み、観鈴さんっ! イッ、イッちゃったら? 感じてるんでしょっ! 茜に犯されて感じてるんでしょ! イッちゃって。マン汁噴きだ出してイッちゃいなさいよッ」

 粗々しい動きと言葉で、観鈴を責める茜。茜は観鈴のデカパイを、きつく握り潰す。観鈴は胸を握り潰されたまま、マン汁を噴き零して果てた。

「ご、ご主人様っ! 観鈴さんイッちゃいましたっ。あたしの、茜の勝ちです。ご褒美、ご褒美くださいっ」

 興奮した様子で、俺に自分の「勝利」を告げる茜。

「よし。じゃあ茜の好きな穴に、俺のチンコを突っ込んでやる」

「あ、ありがとうございますご主人様ッ!」

「どこに欲しいんだ?」

「もちろんケツ穴ですッ! ケツ穴、こ、このままケツ穴にッ! 茜のケツ穴に、ご主人様の立派なモノをねじり込んでくださいッ。ねじり込んで、ザー汁を、いっぱいザー汁をくださいぃッ」

 茜は自分でケツを左右に開き、俺を求めてくる。茜は、マンコよりもケツ穴のほうが気に入っているようで、バイブを使って、一人でケツ穴を弄っていることもある。

「ケツん中は、ちゃんと洗ってあるんだろうな」

 俺は、スカトロってのが苦手だ。二匹同時の調教を始めたころは、糞や小便を使った恥辱的な調教を試してみたが、やっぱり臭いでまいってしまった。取りあえず二匹とも食糞はクリアしたから、それ以降、調教前にはケツん中を洗わせている。スカトロはもう充分だが、ケツ穴責めは嫌いじゃない。

「は、はいぃっ! 洗って、洗ってありますっ」

 中を見せるように、左右の中指を突っ込んでケツ穴を拡げる茜。俺は拡げられたケツ穴に、お望み通りチンコをねじり込んでやった。

 俺が茜のケツ穴を責めると、同時に茜とディルドーで繋がった観鈴をも責めることになる。イッたばかりの観鈴は、苦しんでいるとも思えるような声で喘ぎ、涙、涎、鼻水で顔をグチャグチャにしている。

 しかし茜は、二穴責めの状態にも関わらず、責めを苦しいと感じている様子はない。よがって、気持ちよさそうにアヒアヒ鳴いているだけだ。

「どうだ、茜。ケツ穴にチンコねじ込んでもらえてうれしいかッ」

「は、はいぃ、ご、ご主人様あぁ〜っ! ケツ穴、アッ、アンッ! ケツ穴犯してもらえて、茜は、あかねはしあわせれすうぅ〜ッ」

 茜の下で、観鈴がビクビクと跳ねる。どうやら、またイッたらしい。でも、ま、気にすることはない。俺は放出するまで、茜のケツ穴を犯してやった。

 茜の直腸といわずその奥まで、たっぷりのザーメンを注ぎ込んでやる。俺がイクころには茜も観鈴のように飛んでしまっていて、ザーメンを注ぎ込み終えた俺がペニスを抜いても、茜は、自分がポッカリと開いたケツ穴から白い汁糞を垂れ流していることなど、まるで気がついている様子はなかった。

 

     ☆

 

 数分後。先に復活したのは観鈴。観鈴は自分に乗っている茜を横に転がすと、ジュブリ……とディルドーを引き抜き、ザーメンがこびりつている茜のケツに顔を埋めた。

 チューチューと音をたて、茜の腸内に溜まっているザーメンを啜る観鈴。

「あふっ……み、観鈴さ、さぁん。全部、全部飲まないでぇ、あたしにも残しておいてくださいぃ〜」

 その吸われる刺激で気がついたのか、茜が哀れっぽい口調でいう。自分のケツん中に出されたザーメンが欲しい。まったく、卑しいメス犬だ。

 観鈴は口の中に溜めたザーメンを、茜に口移しで飲ませてやる。

 キスしながら俺のザーメンを味わっている二匹のメス犬。ペットボトルから水を補給していると、俺のペニスが力を取り戻してきた。

 下腹部に感じる重い感覚。ザーメンが急激なスピードで生成されているのがわかる。

 俺はキスしながらザーメンを味わっている二匹の奴隷に、自分でモノをしごいてザーメンをブッかけてやった。

 頭からザーメンをかぶり、身体中をドロドロした二匹は、そのままレズプレイへと突入していく。

 ザーメンまみれの身体を擦りつけ合い、シックスナインで互いの性器を貪り合う。ときどき、「喜んで」もらえているかを確かめるように、俺のほうを伺う二匹。

 ザーメン臭い部屋の中。ザーメンまみれの奴隷たちが、レズビアンショーを披露する。俺は、自分がコイツらの「ご主人様」であることを確信し、なんともいえない満足感に浸っていた。

 と、観鈴が先ほど使用した双頭のディルドーを、四つん這いになった茜のケツ穴に埋め、激しく動かし始める。

「茜ちゃん、お尻好きよね? ご主人様にも、お尻に精液頂いていたものね」

「アッ……う、うぅ」

「わたしは頂けなかったのに、ズルイわ。だからイジメてあげる。茜ちゃんのお尻」

 グイッ……と、ディルドーを押し込む観鈴。茜は言葉にならない呻きを発し、股間からマン汁を垂れ流しながら、ビクビクと身体を痙攣させた。

「イッちゃった? 茜ちゃん」

 観鈴はクスクスと笑い、

「でも、まだ許してあげない。さっきのお返しよ」

 と、さらにディルドーを奥へと押し込んでいく。

「どこまで入るかしら? 楽しみね」

「も、はい……ら、な、ない。ゆ、許して、み、観鈴……さ、さん」

「ダ〜メ」

 グイグイとディルドーを押し込む観鈴。茜は掠れた声でなにごとかいっているが、なにをいっているのかまではハッキリしない。

 茜の四つん這いは崩れ、うつ伏せ立て膝状態だ。ケツ穴からオモチャのチンコを生やす茜。これはこれで面白い光景だ。でも……。

「観鈴」

「はい、ご主人様」

「茜のケツ穴から生えてるチンコ、お前のケツ穴にブチ込んで茜を犯してやれ」

「わかりました。では、ご主人様のご命令通りにいたします」

 観鈴は茜に後ろを向けて四つん這いになり、茜のケツ穴チンコを自分のケツ穴にあて、直腸内に埋めようとする。しかし巧くいかないのか、チンコが滑って何度やっても入らない。

 俺は手伝ってやることにして、茜の身体を押さえつける。

「さあ、観鈴。俺が押さえててやるから、思い切り入れろ」

「ありがとうございます、ご主人様」

 フンッ! と息を吐いて腰を突き出し、観鈴がケツ穴にチンコを埋める。

「は、入りました」

「よし。じゃあ、そのまま動いて茜を犯せ」

 ディルドーでケツ穴同士を繋げた奴隷二匹。その一匹が腰を振り、もう一匹を責める。俺はその様子を眺めながら水を飲み、新たなザーメンを生成させる。

「ほ、ほら、どう? 茜ちゃん。お、お尻好きなんでしょ? 嬉しいわよね、ご、ご主人様に、み、見て頂きましょうよ」

「ハッ……! アッ、あガッ」

 茜は呻き声しか発することができない。それに、意識が朦朧としているのだろう。涙が零れる目は虚ろで、視点が定まっていない。こんな状態になるなんて、茜のケツん中には、いったいどこまでディルドーが埋まっているんだ?

 と、不意に、

「ハッ! アッ、アグウうゥうぅッ!」

 茜が吼えた。

「ハッハッハッハッ」

 激しく呼吸を乱す茜。その顔は涙ばかりか、涎や鼻水でグチャグチャだ。股間からも、蜜が少ない茜にしては、驚くほど大量の愛液が滴り落ちている。

「ご主人様? 茜ちゃん、壊れちゃいましたか?」

 いいながらも観鈴は、腰の動きを止めることなない。俺は観鈴に動きを止めるようにいい、「今度は、観鈴にご褒美だ」と、口腔ファックをしてやった。

 観鈴の頭を両手で掴み、激しく腰を振ってやる。観鈴はペニスに歯が当たることがないように大きく顎を開き、唇だけを吸いつかせてきた。先端が観鈴の咽の奥に当たる。観鈴は「ンッ、ゥンッ!」と鼻で息をしながらも、咽せることなく口腔ファックを受け入れる。

 しばらくすると、

「し、しんじゃう……ごしゅじん、さ、さま。茜、し、しんじゃい、ま、ます……」

 意識が戻ったのか、茜が呻いた。よく見ると、俺のファックに合わせ、観鈴が腰を振っていた。

 俺は観鈴への口腔ファックを止めてチンコを引き抜くと、ディルドーを使いケツ穴で繋がったかわいい二匹の奴隷に、これまでで一番とも思える量のザーメンをブチまけてやった。

 

     8

 

 今日は、どうやって茜と観鈴をかわいがってやろうか。目を覚ますと同時に、俺は思った。

 が、俺がいたのは、見慣れない窓のない部屋。そこで俺は裸にされ、診察台のようなものに手足を固定されて、拘束されていた。、

「あら? 起きちゃったわ」

 頭の上からの声。と、俺の隣りに、白衣姿の観鈴が姿を現した。。

「こ、ここはどこだッ! どういうことだ、観鈴ッ」

「どこって……わたしの診療所の地下室よ? それにどういうことかって、クスクス……ごめんなさいねぇ、伊吹くん」

 伊吹くん……? 観鈴は俺のことを「ご主人様」ではなく、「伊吹くん」と呼んだ。

「あのね、あなたの精液から、媚薬が精製されることがわかったの。興奮剤じゃないのよ? 本物の媚薬なの」

 媚薬……? 俺のザーメンから?

「……なに、いってるんだ」

「なにって、言葉通りよ」

 観鈴の説明によると、俺のザーメンを検査したところ、「媚薬」が精製できることがわかったらしい。もし「媚薬まがいの興奮剤」じゃなく、「本物の媚薬」なんてものが存在するなら、それは間違いなく金になる。俺にだって、そのくらいはわかる。観鈴は、「そういうこと」をしようとしているのか? だったらなぜ、俺を拘束する必要がある!?

「だから……ね? 涸れるまで搾り取ってあげるわ」

 なにがなんだか理解不能な俺。その俺のペニスに、観鈴が筒状の搾乳機のようなモノを取りつける。

「な、なんだそれは!?」

「……そうねぇ。精液搾り取り器、とでもいうのかしら? 自動的に精液を搾り取ってくれる、便利な器具よ」

 精液搾り取り器……?

「や、止めろ! そなんなものすぐに外せ! 観鈴ッ、お前こんなことして、ただで済むと思っているのか!?」

「ただで済むのか……ですって? 伊吹くん、あなた、まだなにか勘違いしているわね。わたしは、最初からあなたの奴隷なんかじゃなかったの。もちろん、あなたがわたしのご主人様でもね」

 な、なんだって!?

「あら? 信じられないって顔してるわね。クスッ……おバカさんね、あなたって。どうしてこのわたしが、あなたなんかの奴隷にならなくちゃならないのかしら? わたしはただ、あなたと遊んであげていただけよ」

 し、信じられない。あれが、あの痴態が、ただの「お遊び」……?

「あなたには話してなかったけれど、一人だけ、あなたと同じ症例を表した患者がいたの。フランツベリア症候群を発症し、精液からフェロモンを放出するなんて、冗談みたいな症状を表した人が、あなた以外にもいたのよ。その人は、ちょっとしたことでちょっとしたことになっちゃって、もういないんだけど……。でも、まさかわたしの前に、またアレと同じ患者がくるなんて、思ってもみなかったわ」

 観鈴は続ける。俺の前に、俺と同じ症例を表した患者のザーメンから、「媚薬」が精製できる可能性が見つかっていたこと。しかし珍しいフランツベリア症候群の発症者の中でも、その一人しか「媚薬」が精製できる可能性をもつザーメンをもっていなかった。そしてその患者は、話の流れからすでに亡くなっているようだ。観鈴は彼が「突然変異」だったと考え「媚薬」のことは諦めていたが、そこにノコノコと俺が現れた……ということだ。

「驚いたわ。お金の生る木が、自分からやってきたんだもの。最初の診察で、あなたが普通のフランベリア患者じゃないことには気がついていたわ。でも、確証は得られなかった。だから適当に診察したように見せかけ、帰した。そして組織に報告し、あなたを監視していたの」

「そ、組織……?」

 組織ってなんだ!?

「秘密組織ってとこかしら? わたしも、その組織の一人。でも、あなたが知らないのも当然だわ。世の中には不思議がいっぱいだもの。知らないほうがいいことも……ね」

 クスクスと笑う観鈴。その顔には、俺の奴隷としての面影は一欠片もなかった。

「で、その監視係が、あたしってわけ」

 突然観鈴の後ろから、茜が姿を見せた。

 え!? あ、茜が俺を監視していた!?

「伊吹くん、目が醒めちゃったんですね。観鈴さん」

「そうみたい。寝てればいいものをねぇ、バカな子だわ」

 楽しげな顔で笑い合う、茜と観鈴。

 ウ、ウソだ! 茜が、変な組織の構成員なわけがない!

「あ、茜! 助けてくれッ」

「……どうして? どうしてあたしが、伊吹くんを助けてあげなくちゃいけないの?」

 冷ややかに嗤う茜。これがホントに、あの、真面目でやさしかった茜なのか!?

「もしかして伊吹くん、まだ勘違いしてるの? あたしたちが伊吹くんの奴隷をやってあげてたの、あれ、演技なのよ? 研究のために伊吹くんのザー汁が必要だったから、ザー汁を集めるのに都合いいし、遊んであげてたの。だって死んじゃうんだし、ちょっとくらい楽しい思い出も作ってあげたいじゃない」

「し、死んじゃう……?」

 思いもしなかった言葉を告げられ、俺は動揺した。

「わたしたちの組織にかかれば、あなたの命なんてどうにでもなるの。実際あなたは、もう死んだことになってるわ。これからあなたには、精液が涸れるまでドピュドピュし続けてもらうことになるわ。これもあなたには話していなかったけれど、フランツベリア症候群の発症期間は約一年。その後一生ペニスは使いものにならなくなんだから、これ以上時間はムダにできないの。あなた、この一ヶ月は充分に楽しめたでしょ? 残りは働いてもらうわよ。しっかりとね」

 観鈴が、なんでもないことのように軽くいう。

「ねぇ、観鈴さん、早くやっちゃったら?」

「そうね」

 注射器を手に、俺に近づいてくる観鈴。

「な、なにをする気だ!? や、止めろ! 止めてくれッ」

 どんなに藻掻いても、束縛は解けない。と、

 

 プスッ

 

 注射器の針が、俺の腕に刺された。

「ガンバってね、伊吹くん。それと……さようなら」

 茜の言葉。どこか、バカにしたかのような口調の。

「なにも心配することはないわ。ちゃんと面倒は見てあげるから。涸れるまでは……ね」

 いって観鈴が、刺さった針から、なにかを俺の体内に注入してくる。

 ちょっ、ちょっとまてよ。い、いったい、どういうこと……なんだ……。だ、だれか……せ、せつ……めい……し、しろ……

 混濁していく意識。朦朧として、すごく……眠い。

 瞼を閉じてはいけない。閉じると、このまま二度と開かない。

 そう思うのに、意志とは関係なく、俺の瞼は、ゆっくりと………閉じて……いった……。
 

End


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