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 昨日の小湊のこともある。俺は外出を控え、大学もサボってアパートでじっとしていることにした。外に出ると、俺のフェロモンだかなんだかで、女が寄ってくるかもしれない。俺の身体が「どう」なってしまっているのかよくわからない以上、無計画に外を出歩くことは避けたほうがいいだろう……と思う。

 

 夕方。

 することもないので、なんとなくテレビを眺めていると、ケータイが鳴った。

「はい」

『あっ、い、伊吹くん? あたし……茜です』

 小湊からだ。

「小湊か? どうしたんだ」

 ……って。やっぱり、昨日のことに関係あるんだろうな。俺は気まずさを感じたが、

『あ、あのね。伊吹くん、今日学校にきてなかったみたいだし、ちょっと心配になって……そ、それで』

 心配……? どういうことだ? 昨日のことじゃないのか?

「今日はちょっと用事があって、学校はサボったんだ」

 適当なウソを吐く。

『そ、そうだったの。よかった……。で、もう、用事はすんだの?』

「あ、あぁ」

 ……ヤバ。「まだ」だっていったほうがよかったか?

『だ、だったら、その……会えない、かな?』

 なんだか、探るような口調だ。

「今からか?」

『うん……できれば、すぐにでも……。ダメ? 伊吹くん、今、どこにいるの? 用事は終わってるんだから、家?』

 小湊は、会う気でいるようだ。

 う〜ん……やっぱり、昨日のことで話があるのかもしれないな。このまま、ずっと小湊と顔を合わせないなんてことは無理だ。同じ講義もいつくか取っているんだし、会ってちゃんと説明したほうがいいんだろうな。小湊は、俺が珍病患者だとしても、そんなことをいいふらすヤツじゃないし、うん、ちゃんと話しておいたほうがいい。

 俺は、アパートにいることを小湊に伝えた。

『そう……。あのね、実はもう、伊吹くんの家のすぐそばまできてるの』

「知ってたのか? 俺のアパートの場所」

『調べたの。すぐわかったわ。じゃあ、今からおじゃまするね』

 俺が「きてもいい」なんていう前に、電話は切られていた。

 

     ☆

 

 五分も待つことなく、小湊がやってきた。その辺に転がっていたエロ本は隠したが、部屋はまだちらかっている。ま、仕方ないか。男の独り暮らしなんだし、ちらかってるのは当たり前だ。

 部屋に入ってきた小湊を、俺とはテーブルを挟んで正面に座らせる。

「き、昨日のことで……そ、その……」

 やっぱり、「その」話か。が、俺が珍病のことを説明しようと口を開く前に、

「わ、わからないの。だってあたし、あんなの初めてだったし……。男の人のを見るのだって、初めてだったから……。どうしてあんな大胆なことしちゃったのか、自分でもわからないの。あたし……経験なんてないのに。でも、伊吹くんを見てたら頭がぼ〜ってしちゃって、どうしてもがまんできなかったの……」

 小湊は矢継ぎ早にいった。

「だから……ごめんなさい、伊吹くん」

 なぜか、小湊のほうが謝る。もしかして小湊は、自分のほうが悪いと思っているのか? 自分が、無理やり俺を誘惑してしまったとでも……。

 口を閉じ、しゅんと項垂れる小湊。

 小湊は、俺の珍病に気づいているわけでも、あの大量ザーメンを不審に思っているわけでもない? ただ、「自分が悪い」と思い込んでいるらしい「昨日のこと」を謝罪にきたって、それだけなのか?

 だったら、珍病のことを正直に話す必要はない。このまま黙っていよう。

「そんなこと気にすんなよ、小湊」

「で、でも……」

「なんだったら、また今からするか? 俺はかまわないぜ」

 冗談で、小湊の気持ちをほぐしてやろう。そう思っていったつもりだった。が、

「え!? い、いいの!?」

 小湊は驚いたような顔をしていった。

 そして、驚いたのは俺も同じだ。まさか、「い、いいの!?」……なんて返ってくるとは思わなかった。

「あ、あたし、昨日あんな大胆なことしちゃったし、恥ずかしいって思うけど、だ、だけど、伊吹くんの顔見てたら、なんだかドキドキしてきちゃって、し……して欲しい……って、昨日みたいに、そ、その……」

 顔を真っ赤にしてうつむく小湊。予想もしていなかった言葉だ。これも、フェロモン効果ってやつだろうか。

 でも、小湊のほうから「して欲しい」っていってんだから、「してやらない」のは男として失礼だよな。

 うん、そうだ。小湊から求めてきたんだ。俺は小湊の隣りに移動する。すると小湊はなにを思ったのか、顎を上げるようにして瞼を閉じた。

 ……これって、どう考えても「キスして」ポーズだよな。

 キス。小湊はイヤがらなかった。ま、自分から「求めて」きたんだから、イヤがられると俺の立場もないけど。でも、セックスはしてもキスはNGという女もいないわけじゃない。俺にはよくわからないが、女って、「キス」を「特別」なものだと考えてるのが多いらしい。

 舌を入れようかどうか迷ったけど、結局入れなかった。なんだか、「がっついてる」ように思われるのがイヤだったからだ。

 顔を上げ、キスをとく。小湊は瞼を開き、

「ファーストキス……だから」

 頬を染めていう。

 俺としては、どう反応を返していいのか迷うセリフだ。喜べばいいのか? 俺は適当に、でもそれと悟られることがないように、小湊に作り笑顔を返す。小湊も、なんだか照れたように微笑んだ。

 それにしても、二十歳でファーストキス? いくらなんでも、それは、ちょっと奥手すぎるんじゃないのか? 俺なんか、中一でロスト童貞してるのに……。

 キスが終わると小湊は、

「脱いだほうが、いいよ……ね?」

 いい、

「あっ! あたしなにいってんだろ!? 脱がないとできないわよねっ」

 ブラウスのボタンを外していく。アセアセと忙しげに、着ている物を脱いでいく小湊。脱いだブラウスとスカートを丁寧に畳んで床に置き、その上にソックスを置く。薄いピンクの上下お揃い(だろう)の下着姿になった小湊は、すぐさまブラを外し、次いでショーツも。俺が見ていることを意識してないような脱ぎっぷりだ。

 下着を畳んだ衣類の上に置き、俺に向き合う。

 小湊は痩せているとも思えるほど細身だったが、乳房は形よく膨らんでいた。その先端は鮮やかな桜色で、俺はこれほど色鮮やかな乳首を見るのは初めてだ。

 俺の視線を感じたのか、小湊が両腕で胸を隠す。でもチラッと俺をみて、ゆっくりと腕をといた。

 俺は裸体になった小湊の肩を抱き、ベッドへ移動させる。仰向けに寝かせつけ、もう一度キス。

「……ぅン」

 そして俺は、キスを下へと移動させながら続ける。唇から首筋へ、そして左乳房の桜色の乳首を口に含み、舌で転がす。

「あぅ……ンくぅ」

 くすぐったそうな、でも気持ちよさそうな声。右乳房も手で揉んでやる。指で乳首をつまんで転がすと、すぐに硬くしこってきた。口の中の左乳首も同様だ。俺は口と指で、乳房というよりは乳首だけを責める。

「アッ! ぅ、うゥンッ」

 甘い感じの声。でも、まだ「本気の音色」じゃない。乳首を甘噛みし、手の中の乳房を少し強めに揉む。胸だけで「本気の音色」にさせてやる。俺は決め、胸への攻撃を容赦ないものへとする。小湊の声のトーンが、だんだんと高くなっていく。

 俺は、小湊の声が「本気の音色」になってきたことを悟り、転がしたり吸ったりしていた乳首を口から離す。口から出されたそこは、唾液に濡れて先細りに尖っていた。

 ポ〜っとした顔で、小湊が俺を見る。

「気持ちよかっただろ?」

 訊いてみると、顎を引いて小さく肯いた。

「伊吹くんも……脱いで。あたしだけなんて、恥ずかしいよ……」

 それもそうだ。俺も裸になり、準備万端でプレイを再開させた。

 小湊の脚を開かせ、秘部を露わにさせる。見るからに使い込まれていない感じだ。色素の沈殿もなく、ヒダも伸びていない。それに恥毛も薄く、申し訳程度でしかない。これが二十歳のマンコだなんて、ちょっと信じられない。確かに小湊は小柄でロリ顔だが、マンコまで「ロリ仕様」だったとは……。

 その、「ロリ仕様」マンコの中身を確認してみる。俺がワレメを拡げようと手をそえると、小湊は少し腰をよじったが、それ以上の抵抗はしてこなかった。

 で、膣口の少し奥、彼女が未経験者である証があった。見事なくらい、正真正銘の処女膜だ。

「初めてなの……。優しく、して……ね」

 これは、「お許し」の言葉だろう。

「ホントに、俺でいいのか?」

「……う、うん。伊吹くんに、もらって欲しいの」

 少し震える声だったが、ハッキリといった。

「茜……」

 下の名前で呼んだ。小湊は恥ずかしそうに、

「……はい」

 とだけ答え、下の名前で呼んだ俺を咎めることはなかった。

「あの……伊吹くん? あたし今日、安全日……だから」

 綾辻先生の話だと、俺のザーメンでは妊娠しないということだったが、小湊……いや、茜がそんなことを知っているわけがない。要するに茜は、「膣内に出してもいいよ」……といいたかったんだろう。

 なんだかもう、昨日とは「ヤル」ことが違ってきている。でもまぁ、それもいいさ。

 俺は茜の股間に顔を埋め、クンニを開始する。

「アっ……!」

 マンコを舐められるなんて、茜にとっては初体験だろう。俺から逃げるように腰を引く。

「舐められるのはイヤか?」

「……ご、ごめんなさい。は、恥ずかしかったから……つい」

「これから、もっと恥ずかしいことするんだぞ? もらって欲しいんだろ? 俺に」

「う、うん……ごめんなさい。もう、逃げないから……。な、舐め……て」

 茜は、股間を俺に差し出すようにして、少し腰を浮かせた。顔を見ると、真っ赤に染まっている。相当恥ずかしいんだろう。自分から、「舐めて」……などと口にすることは。

 俺は茜を安心させるように、優しく髪をなでてやる。茜は、照れたような顔で微笑んで、

「伊吹くんに、全部まかせるね」

 いった。

 まかされた俺としては、最後まで「してやる」のが礼儀ってもんだろう。俺は再び茜の股間に顔を埋め、クンニする。

 別に俺は、クンニ好きってわけじゃない。マンコが臭い女もいるし、誰のチンコが突っ込まれたかもわからないマンコを好きこのんで舐めるなんてのは、俺の趣味じゃない。

 だけど茜のマンコは臭くないし、新品だ。それに「初めて」をくれるっていうんだから、クンニのサービスくらいしてやらないとな。

 小陰唇を舌でなぞり、ヴァギナに舌を入れる。クリトリスを口に含んで吸い、舌で転がしたり甘噛みしたり。茜は気持ちよさそうな声を上げているが、あまり濡れてこない。

 処女だということもあるだろうけど、マンコもキレイな形をしているし、茜はオナニーも少ないのだろう。オナニーすらしたことないってのは、いくらなんでもないと思う。

 しばらくクンニを続けたが、茜の蜜は少量だ。クリトリスは充血して脹らんでいるから、感じているのは間違いない。もともと、汁っ気が少ないのかもしれない。

 このまま続けても大差ないだろう。俺はクンニを止め、

「そろそろ、入れるぞ」

「うん……まかせる、から。伊吹くんの好きにして」

 俺は茜の股の間に下半身を入れ、モノをあてがった。少し腰を落とすと、俺の硬い肉棒が茜のやわかな肉を割り、先端がヴァギナと密着した。

「ヒウッ……!」

 茜は呻き、顔をしかめる。だが、まだ先端も全て埋まっていない。処女とヤルのには、多少相手が痛がっていても躊躇するのはよくない。まずは、全部を埋めてしまうのが肝心だ。とても入らないと思っても、ヤッてみると結構入るものだ。俺は経験から、それを知っている。

 俺は一息に腰を落とし、茜の膜を引き裂く。ブチブチと肉が裂ける感触。俺が処女膜をブチ破るのはこれで十枚目。だが、なんどやっても気持ちいいなんてことはなく、なんだかグロイ感触だ。

「イグッ! イッ、ヒイィッ」

 これが茜の最深部か。「ロリ仕様」だけあって、さすがに浅い。当然俺のペニスは、根本まで埋まっていない。

「入ったぜ」

「う……う、ん」

「痛いか?」

 訊くと、茜は「だ、大丈夫……」といって首を横に振った。が、どう見ても痛みを堪えているようにしか見えない。ま、最初は誰でもこんなもんだ。

 でも、初めてだけあって、茜のヴァギナはしっかりと俺を締めつけてくる。

 苦しそうな顔。俺は、「イジメてやりたい」……と少し思ったが、自制した。茜はこれが初体験だ。セックスを「辛いもの」だと擦り込ませたくない。二度と、ヤラせてもらえなくなる。

 だとしたら、早く終わらせてやるのが一番だろう。苦痛を長引かせる必要はない。

「痛いかもしれないけど、ガマンしてくれよ。どうしてもガマンできなかったら、そういってくれ」

「う、うん……」

 早く終わらせるには、素早く動くに限る。俺は埋めたモノを引き、また埋まる。そしてまた引き、また埋める。それを素早く繰り返した。

 初めてで感じる女なんて、そうそういるもんじゃない。茜もそうで、とても感じているようには思えない。きつく瞼を閉じ、眉間にシワを寄せている。痛みを堪えているのは明らかだ。額に汗が浮かび、その汗で前髪がはりついている。

 どうせ、茜が絶頂に達することなんてないだろう。初体験でイク女なんて、俺は見たこともヤッたこともない。

 だったら、俺がイク。俺が茜の膣内にザーメンをブチまけ、それで終わらせるしかない。

 俺は茜の腰を手で固定して、突く。茜は下唇を噛み、痛みを堪えているようだ。こうして裸にしてみると、茜はホントに小さくて細い。あまり乱暴に扱うと、ポッキリ折れてしまいそうだ。だけど胸は充分に発育していて、ぷるぷるぷるんっ! と、派手に飛び跳ねている。

 で、突くこと五分くらいか? 俺にしては驚異的な早さだ。俺は昇ってきた射精感を堪えることなく、茜の膣内へと放出した。

「ぅあッ! アウっ、ああぁアァーッ!」

 放出するたび、茜がビクビクと大きく跳ねる。これ以上の膣内射精は、茜の身体に負担になるだろう。そう思って俺はペニスを抜き、しかし止まることを知らないように噴出し続けるザーメンを、茜の身体にブチまけた。

 顔、胸、腹……。茜の前面を、ドロドロのザーメンが染め上げる。

「あっ、アァンっ! お汁っ、オチンチンのお汁うぅ〜ん」

 茜は夢見心地な顔をして、身体中にザーメンを塗り拡げていく。

「ふぁあ……あっ、ぬ、ぬるぬるがいいのぉ〜。ぬるぬる、にゅるにゅるぅ〜」

 ロストバージンの余韻とか、そういうのは一切ない。茜はザーメンに夢中になっている。これもフェロモン効果か? ということは、ザーメンからフェロモンが出てるのか?

 ま、よくわからないが、茜はザーメンと戯れて嬉しそうにしてるんだから、これでいいのかもしれない。

「ねっ、伊吹くうぅんっ! もっと、もっとお汁ちょうだいっ。お汁、オチンチンのお汁ちょ〜だいぃっ」

 ザーメンを浴びた茜は、一変して積極的になった。自分から俺を強請り、チンコをくわえ、マンコを開いた。

 そして俺は、夜が明けるまで茜をかわいがってやった。



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