5

 

 茜と関係を持つようになって、三日が経過した、茜は、俺のアパートで寝泊まりするようになっていて、もちろん俺たちは、毎日ヤルことはヤッている。

 時間は午後六時をすぎ、茜が裸のままで夕食の準備をしている。部屋の中で茜は、ほとんど服を着ることはない。いつでも「してもらえるように」と、茜が自分からすすんでそうするようになった。

 それに、茜の股間はツルツルとした無毛状態だ。俺が「毛は好きじゃない」というと、茜はアッサリと剃ってしまい。毎日手入れもしている。

「はい。伊吹くん」

 テーブルに料理が並べられていく。茜は料理が上手い。俺は茜と「暮らす」ようになってから、味気ないコンビニ弁当とは無縁になった。

 茜は自分の食事に、「食用のお汁」といって取ってあったザーメンをかけていく。

 ザーメン漬けライスを食べ、ザーメンドレッシングがかかったサラダを食べる茜。もちろん、ザーメンだけでも飲む。茜は、ザーメンで味付けがされてない食事はものたりない……とまでいっている。完全なザーメン中毒(?)だ。

 食事の後は、食後の運動。

 ベッドにはビニールのカバーがしてある。こうでもしないと、ベッドにザーメンが染み込んで、ザーメン臭くなって仕方がない。

 ベッドに仰向けになる俺のペニスを、茜が乳房に挟む。茜は綾辻先生ほど巨乳じゃないが、パイズリができないほど貧乳でもない。

 こなれた感じになってきたパイズリ。なんせ、最低でも一日三回はパイズらせているんだから、上達して当然だ。

 やっぱり、フェラよりもパイズリのほうがいい。パイズリだと俺は、フェラの半分の時間で出してしまう。

 二つの乳房に挟まれ、しごかれる肉棒。先端は、茜がペロペロと舐めている。

「伊吹くん、おっぱいで出しちゃう?」

 俺は茜の問いに「そうだな」と答え、パイズリを続けさせた。しばらくすると、射精感が襲ってくる。

「茜……そろそろ出るぞ」

 俺の言葉に、茜は先端をパクッとくわえてこれまで以上に胸を激しく使い、ペニスをしごいてきた。俺は茜の胸でしごかれながら、口内射精してやる。ゴクゴクと咽を鳴らし、ザーメンを飲み込んでいく茜。多少は口から零したりもするが、ほとんどは飲み込んでいる。

「オチンチンのお汁、おいしぃ〜」

 嬉しそうな声。ホントに茜は、ザーメンが大好きだ。残りまで、搾り取るように吸う。

「い、伊吹くぅ〜ん」

 出なくなったのか、茜はペニスから口を離し、甘えたような声で鳴いた。そして俺の股間に顔を埋め、しなびたペニスに頬を擦りつけてくる。俺は、あらかじめベッドに置いていたペットボトルから水を飲み、

「まだ足らないのか? 茜」

 訊く。

「う、うん」

 少なくとも今日だけで、茜は二リットル以上のザーメンを口にしているだろう。それでもまだ足らないとは……。

「茜は、ホントにザーメン好きだな」

「だ、だって……。おいしいん……だもん」

 俺は少し考えてから、

「そんなにザーメンが欲しいんだったら、今から俺のことはご主人様と呼べ」

 冗談めかしていった。こういうSM的なプレイは、まだ茜とはしていない。正直俺は、Sっ気がある。従妹の愛美との「お遊び」では、愛美をイジメてやることだってある。もちろん愛美は「遊び」だと理解しているから、本気でイヤがることはない。

「あっ……はい! ご主人様っ」

 即座に、俺を「ご主人様」と呼ぶ茜。興奮した。遊びのつもりだったが、本気になってしまいそうだ。本気で茜のご主人様になり、茜を俺の奴隷にしたい。

 俺の……俺だけのザーメン奴隷に!

 復活したペニスを、茜が目をウルウルさせて見つめる。唇が半開きになり、今にも涎が零れてきそうな感じだ。

「ご、ご主人様のおいしいオチンチンのお汁を、あたしに……茜に飲ませてください」

 茜は、「遊び」だと理解してるんだろうか。それとも、本気で俺を「ご主人様」だといっているのか?

 俺は試しに、

「そんなにザーメンが欲しいんなら、オナニーしてみせろ」

 いってみた。

「自分でするん……ですか?」

 言葉使いがいつもと違う。いつもなら「自分でするんですか?」じゃなく、「自分でするの?」といっているだろう。俺を、「ご主人様」として立てているのだろうか。

「あぁ、俺に見せてみろ」

「……は、はい」

 茜は恥ずかしそうな素振りを見せながらも、俺に向かって股を拡げ、コシコシとクリトリスを指で擦り始めた。ただ、クリトリスだけを擦り続ける茜。ヴァギナに指を入れることはしない。

「なんだ、指は入れないのか?」

「は……い。入れたこと、な、ない……です」

「じゃあ指より先に、俺のチンコが茜のマンコを串刺しにしたってわけか」

「そ、そうです……」

 茜自身の指よりも先に、俺のチンコが膣内を探索した。そのことに、やけに俺は興奮してしまった。

 指でクリトリスを擦り続ける茜。正直、たいして面白いものじゃない。俺はベッドを下り、机の引出から愛美とのプレイで使っているバイブを取り出すと、

「これを使え」

 茜に渡してやる。茜とのプレイで道具を使うのは、これが始めてだ。受け取ったバイブを、茜が珍しいモノを見るような顔で眺める。

「これは……? なんですか?」

「なんですかって……。バイブ、知らないのか?」

「ばいぶ?」

「オモチャのチンコだ」

「そう……ですか。初めて見ました。これを使ってすればいいのですか?」

「そうだ」

「はい、わかりました」

 バイブを、そのままマンコに突っ込もうとする茜。本当に使ったことがないのだろう。普通なら突っ込む前に、ちゃんと汚れを確認するとか、コンドームを被せるとかするものだ。

 俺は茜の行動を制止し、バイブを流しで洗うようにいう。茜とのプレイではコンドームを使わないので、今、この部屋にコンドームはない。茜は少し不思議そうな顔をして、でも俺の言葉に従った。

 ちなみに茜には、俺のザーメンでは妊娠しないことを教えてある。といっても茜は、「そんなことどうでもいい」……みたいな顔をしていたが。どうやら茜は、ザーメンがもらえるならなんだっていいみたいだ。

 茜はバイブを洗ってベッドに戻ってくると、

「これ、伊吹くんの……あっ、い、いえ、ご主人様のより、小さいですね」

 洗ったモノを玩びながらいう。

 確かに、そうかもしれない。茜に渡したバイブは、それほど大きめのモノじゃない。茜はバイブを股間に押しつけ、

「入れて……いいですか?」

 確認してきた。俺が肯くと、茜は俺に向かってM字開脚で、股間にバイブを埋めていった。しかし、

「……ご主人様のオチンチンのほうがいいです」

 完全にバイブを埋め、茜がいう。

「いいから、それでオナニーするんだ」

「はい……わかりました」

 初めて使うバイブに戸惑う様子を見せながらも、茜は徐々に昇っていく。甘い声で鳴き始め、

「アッ、アンッ! い、いぃ……」

 などと口走る。

「いいのか? どこがいいんだ?」

 訊いてやった。これまで、俺は何度も「マンコ」と口しているが、茜が口にしたことはない。俺は茜に、「マンコ」といわせたてみたかった。

「どこだ? 茜は、どこがいいんだ?」

 沈黙。顔をうつむかせる茜。

「いわないと、二度とザーメンはやらないぞ」

 その言葉に、茜はバッと顔を上げ、

「マ……ンコ」

 小さな声で呟いた。

「どこだって? 聞こえないぞ」

「マ、マンコですっ!」

「そうか、茜はマンコがいいのか」

「……はい、いいです。マンコいいです」

「そんなにマンコがいいんなら、もっと弄ってやれよ」

「は、はい……」

 茜は右手でジュボジュボとバイブを出し入れし、同時に左手でクリトリスも擦り始める。

「アッ、アッ、あぁウンッ!」

 茜の目を潤ませ、頬を上気させて喘ぐ。乳首がビンビンに尖り、切なげにプルプルと震えているのが見て取れた。

 やがて茜の息は乱れ、息と呼応するかのように茜自身も乱れていく。

「い、いいですぅ! マンコ、マンコがいいんですぅ〜っ! アッ、アッ、マンコ、マンコおぉ〜ッ」

 何度も「マンコ」と連呼する茜。その顔には羞恥の色はなく、快楽に喘ぐ恍惚とした色しかない。

「マンコがいいんだな? 茜は、マンコにオモチャを突っ込んで気持ちいいんだな?」

「は、はいぃ〜、茜は、茜はマンコにオモチャを突っ込んで気持ちいいんですぅッ」

「茜、俺はお前のなんだ?」

「ご、ご主人様ですぅッ!」

「じゃあ茜、お前は俺のなんだ?」

「アッ、アァン! は、はい! 茜は、アンっ! ご、ご主人様の奴隷ですうぅ〜ッ!」

 認めた。茜は、俺が「奴隷」なんて言葉を一度も口にしてないにも関わらず、自らを「俺の奴隷」だと認めた。

「よし。そうだ、お前は俺の奴隷だ。わかったな」

「はい、はいっ、ご主人様あぁ〜ッ!」

 俺は、バイブでマンコをグチャグチャと鳴らしながら「ご主人様、ごしゅじんさまあぁ〜ッ!」と連呼する茜の身体中に、自らペニスをしごいて生臭いザーメン奴隷としての証を与えてやった。

「アアァンッ! ご、ご主人様のお汁うぅッ」

 茜は身体についたザーメンを舐め、頭から零れるものを手ですくって啜る。マンコには、バイブが突っ込まれたままだ。

「ジュルっ……お、おいひぃ〜れすぅ〜、じゅっ、じゅルル、オチンチン、オチンチンのお汁うぅ〜」

 こうして俺は、ザーメン奴隷を手に入れた。夢中でザーメンを啜る茜を眺め、俺は、「これからコイツを、どう調教してやろうか」……と夢想し、取りあえずチンコを復活させるために、ペットボトルの水を口にした。



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