しょこらっとむ〜す−後編−

 

     Aパート

 

 身体のところどころを汚物色でそめる、全裸の幼女。あばらの浮きでた痩せすぎの身体は、やっつ(になったばかりとはいえ)という年齢よりも彼女を幼くみせている。

 

 ぽたっ……ぽたっ……

 

 肉厚の薄いスリットの奥から零れ、滴る、黄味がかった褐色の半液体。もちろんそれは、おしっこではない。大便を主成分とする、半液体となるまでペーストされた汚物だ。

 オレの股間のモノは、彼女……むつきが、つき先ほど尿道口から飛び散らせた汚物にまみれ、先端から粘性の白濁汁を漏らしながらピクピクと蠢いていた。

「よかった……ですか?」

 うんちのおしっこを終えたむつきが、オレの傍らでかがみ、顔を覗きこむようにして訊ねる。オレは返事のかわりに、むつきを抱き寄せてその唇を強く吸った。

「ぅっ……ぅンっ、ぅうンっ」

 呻きのような声を発しながらも、オレの内部へと舌を伸ばしてくるむつき。さしいれられた弾力のある肉を、なめ、吸い、存分に味わう。

「ぅくっ、ンっ、ンぅんっ」

 長めのキスを終えると、むつきは恥ずかしそうな、でもうれしそうにもとれる顔をして、

「うんちのおしっこ、とってもきもちよかったです……おにいさんのもびくんっびくんって、すごかったです。むつきにも、おちんぽジュースがたくさんとんできました。あたたかくて、きもちよかったです……」

 むつきは汚物にまみれたオレの股間へと手をのばし、少し力のよわまったペニスを軽くにぎると、

 

 にちょっ、ぬちゃぬちゅっ

 

 やさしくしごいた。

 くすぐったいような、痺れるような……そんな感覚。むつきの手の動きによって充電されるように、オレのモノは力を取り戻していく。

「げんきに、なりました」

 モノから手を離し、手の汚れをなめとっていくむつき。ペニスは戦闘態勢を取り戻したが、またすぐに……という気分でもない。

 これからどうしようか。

 が、思考にはいるよりも早く、オレは右腕に触れるものを感じ、視線をそちらにむけた。

 目にはいってきたのは、ひとりの幼女。長い黒髪に、色鮮やかな唇。いまだ少女ともよべない、身長100cmそこそこの肢体をかくすことなく露わにする「幼姫」……しずるが、なんだか困ったような顔をして、

「あ、あにさま。おしっこがしたいです……」

 いった。

 本当にもれてしまいそうなのだろう、内股を擦りあわせるしずる。どうしようか……せっかくの小便なのだから、なにかしらの方法で楽しみたい。

 オレは、むつきとしずるに加え、今夜オレの相手をしてくれている三人目の「幼姫」……かりんに、

「かりん。お前、しずるのトイレになれ」

 深く考えてのことじゃなかったが、そう命令した。

 かりんはしずると同年で、いつつ。身長も似たようなものだが、しずるよりは全体的に「ふんわり」とした印象をうける。

「はーいっ!」

 腕をあげて、ゲンキよく答えるかりん。

「どーぞ、しずるちゃん」

 仰向けになり、口を大きく開けてまぶたを閉じる。

 しずるはオレに視線をむけ、お辞儀をするように小さく頭をさげてから、せわしい動きでかりんの顔面を和式便器のようにまたぎ、

「いく……ね」

 囁くようにかりんにつげると、つぎの瞬間には、

 

 ぷっしゃあぁあぁ〜っ!

 

 遠慮のない勢いで、ガマンしていたものを噴出させていた。

 薄く小ぶりなスリットを濡らし、放物線というよりは直線で溢れるおしっこ。新鮮な尿香がオレの嗅覚と性欲を刺激する。

 しずるの溢れる果汁は、かりんの顔にかかりながらも、そのほとんどは空いた口腔にたまっていく。が、それほど広い空間でもない。そこはすぐに一杯となり、注がれるものは溢れるに任せられ、頬や顎を伝って落ちるとシーツにシミを描いていった。

 しかし、まだまだ、しずるの放尿は収まりそうにない。

 

 じょぼっ、じょぼじょぼじょぼっ

 

 室内に響く、聞きなれた音。トイレで小便をするときの、まさしくそのままの音。かりんはこの瞬間、完全に便器だった。全体的にふわふわとした印象の、一般的に考えれば十分にかわいらしい幼女が、同い年の幼女に便器として使われている。

 自分で命じたことだったが、思いもよらない興奮を味わうことになり、汚物まみれのペニスに疼きを覚えた。

 と、オレの興奮を悟ったのか、むつきが疼くものをくわえ、おしゃぶりを始める。その程度な快感が、オレを落ち着かせていった。

 やがて、しずるから溢れる勢いも治まっていき、

 

 ぽちょんっ、ぽちょっ

 

 最後の滴が、小便の溜まった便器に落下していく。

 もう、終わりなのか……?

 いや、まだだ。まだ残っている。

 せっかくの便器なんだから、

「しずる、そのままウンコもしろ」

 こちらでも使ってやらないとな。

「……はい。あにさま」

 しずるはその場で身体を反転させると、オレに背中を向けるようにしてかがむ。

「ぅ……んっ」

 その声を合図に、お尻の底でキュッとすぼまった部分が、

 

 むちぃ……むちみちぃっ

 

 内側からの圧力によってみるみる広がり、体内に納められていた果実が姿を現してきた。

 

 ちぃくみちぃ……っ

 

 しっかりとしたカタチを保つ汚物は、香ばしい匂いを漂わせながら産まれ、かりんの口腔ではなく顔面へとひりだされる。なにもジャマするものがなければ直線的な形状をとるだろうウンコは、かりんの顔面にひっかかり、徐々にU字形を描いていった。

 

 ぶりゅぅっ

 

 外に姿を現す部分が増えるにつれ、やわらかくなっていく大便。やがてそれは、自重に耐えられずに、切れるというより千切れる。

 が、それで終了ではない。

 

 ぶりゅっ、ぶりぶびぶびぃっ

 

 しずるのウンコは笑ってしまうくらいに大量に、そして上手にかりんの顔面へと降りつもっていく。

 開いた口にはおしっこを溜めたまま、身じろぎもせずに顔面にウンコをつもらせていくかりん。全世界に映像を配信してやりたいほどの、みごとな便器っぷりだ。

 顔面全体で感じているだろう、しずるが溜めこんでいたものの温もりと重み。運よく鼻腔が塞がれておらず、呼吸は問題ないようだった。

 

 むちゅっ……ちゅっ、みちゅっ

 

 アヌスが開閉するたび、細切れに降りそそぐ果実。

 が、それも勢いをなくしていき、ぷちゅっ……そんな音を最後に、しずるの肛門は糞カスをつけたまま完全に閉じ、果実を産み落とすのをやめた。

「おわり……ました」

 かりんの顔から腰をあげて横に移動し、その場に正座すると、しずるは伺うような視線をオレにむける。

 これからどうすればいいのですか?

 と、そんな瞳だ。

 オレはチラリと汚された便器に視線をむけると、再度しずると視線を絡ませ、決めてあった答えを瞳での問いに返した。

「お前が汚したんだろ? 自分でキレイにしないとな」

 どういう方法で? そんなのは説明するまでもない、しずるにもわかっているだろう。もちろん食べてだ。しずるも、そう命じられることは予想していたのだろうと思う。

 しかし、それでも。オレに向けられる一対の瞳は、一瞬だが暗く色を落としたようにみえた。

 少しは期待していたのだろう。「食べなくてもいい」という可能性を。かりんの顔面を侵略する排泄物は大量だ。それにしずるは、むつきの嘔吐物と排泄物でつくったウンコパスタを食べている。これでは、いつつの幼女の胃の許容量を超えてしまうかもしれない。

 とはいえ、そんな許容量が超えようが超えまいが、オレには関係のない話だ。むしろ超えてしまったほうが、楽しめるくらいだ。

 オレの命令に、

「……はい、あにさま」

 しずるは感情の読み取れない抑揚のない声で答えると、かりんの顔面……そこにつもった自分のウンコへと、唇をよせていった。

「よく噛んで食べるんだぞ」

 うなずくしずる。オレはむつきにしゃぶらせながら、その様子をじっくり観察させてもらうことにする。

 

 にちゅっ……

 

 まだ自分の温もりが残っているだろう排泄物を、ぱくっとひとくち、口にいれると、ぬちゃにちゃと音をたてて咀嚼するしずる。口の中いっぱいに広がる苦味やエグさ。にっちゃりとした感触が口腔内をみたし、息をするたびに強烈な大便臭が鼻腔を攻撃するだろう。

 オレにとって、しずるのような幼女の排泄物は「おいしい食べ物」にもなりうるが、今しずるが食べ(させられ)ているのは、自分の汚物だ。もしオレがしずるの立場だったら、とても耐えられない。

 しかしそんな「自分では耐えられない」ことを、「自分の悦び」のためだけに幼女に強要できる。「ここ」はそれが可能な場所だ。

 ゆっくりと進むしずるの食事。少しずつ、だが確実にかりんの顔面から重さは取り除かれ、排泄されたものはしずるの体内へと戻っていく。とはいえ、腸から胃へと、場所はかわっているが。

「ぅンぷっ」

 両手で口元をおさえるしずる。嘔吐感に襲われたようだ。

 が、大丈夫だったらしい。しずるは口腔に溜まったものを何度か咽をならして飲みこむと、食事のつづきにとりかかった。

 

 くちゅくちゃっ……にちゃっ、くちゃっ

 

 しずるの食事の音。それに合わせるような、むつきのおしゃぶりの音。しばらくの間、室内にはそれらの音だけがみち、やがて……。

「ぅンっ……ぅくんっ」

 かりんの顔面は、汚れはあるものの直接光に照らされるようになっていた。

 最後のひとカケラ。しずるはそれを飲みこむと、半開きになっていたかりんの唇に自分のそれを重ねた。

 と、それを合図にしたかのように、かりんがゆっくりと身体を起こしていく。

 上半身を完全に起こすと、かりんは口腔に溜めたままになっていたおしっこを、しずるへと口移しで渡し始める。その証拠にしずるの細い咽がコクコクと鳴り、なにかの奇術的なことが行われないかぎり、かりんが溜めていたおしっことしか考えられないものを飲みこんでいった。

 結合部からひとすじ液体が零れ、それはしずるの顎を伝って胸元に零れる。それを最後に、

 

 ぷはぁっ

 

 ふたりは唇の結合をとくと、しずるはかりんの顔を丁寧になめ、

「あにさま。きれいに、いたしました」

 掃除の終了をオレに報告した。やっとおわった……そんな風にもとれる、しずるの微妙な表情の変化を、オレは見逃さなかった。

「あぁ、じゃあこんどは、お前がかりんの便器になるんだ。便器なんだから、ちゃんと身体の中に流さないとダメだぞ。かりんのは悪い便器の例だ」

 オレの言葉に、明らかに驚いた顔をするしずる。これは、予想していなかったらしい。拒否ともとれるその表情。やはり新人だ、「姫」としてはまだまだだ。

 本来なら、

「はい、あにさま」

 とでも、即座に答えるべきところだが、しずるはぎゅっと唇を結んで、なにも答えようとはしない。

 と、

「しずるちゃん、おへんじは?」

 おしゃぶりをやめ、むつきがいった。

「おにいさんにおへんじしないしずるちゃんは、いけないこです」

 むつきが「おねえさん」らしい強い口調で叱る。しずるは一瞬よりは少しだけ長い間泣き出しそうな(いや、怯えているような?)顔をしたが、涙を零すことはなく、

「……はい。あにさまの、いうとおりにいたします」

 ベッドに仰向けになった。

「はい、よくできました。しずるちゃんはいいこですね」

 むつきはやさしくいい、かりんへと顔をむけて小さくうなずく。それを合図に、かりんは立ったまましずるの顔をまたぎ、自らの両手でスリットを開いて内部をあらわにすると、しずるがまぶたを閉じて唇を開いたのを確認して、

 

 しゃあぁぁああぁーっ!

 

 しずるの顔面へとおしっこの雨を降らせた。

 

 びちゃっ、びちゃびしゃびちゃッ

 

 尿雨はほとんどが顔面を濡らすだけで、口腔へと溜まってはいかない。これはこれで絶景だが、

「かりん、なにしてる。ちゃんと便器にしろ」

 オレの言葉に、かりんは即座にかがんで、便器……しずるの口腔へとおしっこをむかわせる。が、どうやら遅かったようで、しずるの口から溢れさせることなく、かりんの放尿はおわってしまった。

 口を閉じ、仰向きのまま、そこに溜まったものを飲みこんでいくしずる。全てを飲みこむと、そっとまぶたを開きなにかをつげるような瞳をオレにむけ、お腹に右手をそえた。オレは「そんなもの」はみなかったことにして、

「かりん、つぎはどうするんだ? わかってるだろ」

 つげる。かりんはその場で身体を反転させ、排泄口をしずるの口元に置いた。

「こんどは零さないように、ちゃんと口をつけるんだ」

 しずるはかりんのお尻に顔をうずめるように、アヌスへと唇を密着させる。

「しずるちゃん……」

 かりんの呼びかけに、しずるは小さく、首……というよりは顎を縦に動かす。

「ぅ……ンぐぅっ」

 しずるが発した音で、オレは排便が始まっていたことをさとった。

 

 にちゅっ、ちゅっ……ちゃくちゅっ、ぅ……ぅンくっ

 

 咀嚼。そして嚥下。しずるが便器のとしての役目を果たしていく音が聞こえる。

 小刻みな間隔で繰り返される、かりんの排便としずるの喰糞。どうやらかりんは、しずるの口の中のものがなくなってから、つぎのカケラを排泄しているようだ。しずるがなにかしらの合図を送っているのだろう。多分、アヌスをなめるといったような方法で。

 しずるは、最後までもつだろうか。それとも、逆流させてしまうのだろうか。もしもかりんの排便の途中で逆流させてしまったら、吐いたものを全て食べさせよう。何度でもなんどでも、全部を胃の中に収めることができるまで。

 と、オレは股間に違和感を覚え、視線を落とす。いつの間にか、むつきがおしゃぶりを再開させていたようだった。

 流れる時間。しずるが脱糞に要したのの、すでに数倍の時間が流れている。その間、オレは無言で、じっとふたりをみつづけていた。

「こ、これで、おわりだよ」

 やっと……といえばいいだろうか。むつきのおしゃぶりでペニスがふやけてしまうほどの時間が経過して、かりんはそう口にした。

 最後のひとカケラ。しずるはこれまで通り、しっかりと噛んでから少しずつ飲みこんでいく。

 

 こくん……っ

 

 しずるは全てを食べきった。その上、

 

 ちゅっ、くちゅちゅぴっ

 

 かりんのアヌスをなめ、きれいにしているようだ。

 数十秒後。湿った音はやみ、かりんは腰をあげてしずるの上から身体をどけると、寝転んだままのしずるの背中に腕をいれ、持ちあげるようにして上半身を起こせさた。

「だいじょーぶ?」

 声をかけるかりんに、しずくは口をぱくぱくさせるだけで、音にして言葉を発することができていない。それになんだか、目の焦点があっていない。どこをみているのか判断がつかなかった。

「しずる……ちゃん?」

 かりんが呼びかけると、

 

 ビっ、ビクンっ……!

 

 しずるは一度、大きく身体を痙攣させ、

 

 ぅっげゴポぉッ!!!

 

 バケツに貯まった汚水をブチまけるようなゲリ糞を、小さな口から噴出させた。

 

 びちゃっ!!! びちゃびちゃッ  

 しずる自身。しずるに寄りそうかりん。そしてシーツを汚していく汚物。すさまじい臭いが、急速に室内を支配する。

 

 ゲェ……っ!! ごぽびゅッ

 

 ねっとりと糸を引きながら溢れでる、嘔吐物といえなくもないが、どちらかといえば排泄物。それは唇の奥からだけでなく、鼻腔からも泡だつようにして吹きこぼれる。

 繰り返しエズき、口から排便するしずる。

 

 げぷっ! びゅるびゅっ

 

 と、

 

 げぴゅッ

 

 しずるにつられたのか、かりんも嘔吐していた。

 

 ぅげぇっ、げびゅっ、びゅるびじゃっ

 

 かりんのそれはしずるのものとは違い、褐色というよりはピンク色にちかいものだった。元がなにだったのかまでははっきりとしないが、コーンの粒がそのままの形を保ち、ゲロの泉に浮いているのが面白かった。

 

 げほッ、ぅっ……げっ、げえぇーッ

 

 鮮やかな色の唇は色をなくし、その奥からウンコゲロを恥ずかしげもなく滴らせるしずる。

 

 ぅぎゅっ、こぷっ、ぅっ……ぴびゅるっ

 

 断続的に溢れる嘔吐物。うずくまるかりんの脚に、自らの汚物が降り注ぐ。

 すばらしい光景。心地よい音色。

 オレは幼女たちのデュエットゲロを観賞しながら、ペニスをくわえこんだむつきの口腔へと、激しい射精ではなく、垂れ流すようにザーメンを注いでいた。

 

     Bパート

 

「しずるが喰えたんだから、お前にも喰えるだろう」

 しずるとかりんが吐きだしたものを、今度はかりんに食べさせる。かりんはまず自分の嘔吐物を胃にもどしてから、しずるが吐きだしてつくった、ドロリとした小山にとりかかった。

 

 にちゅにちゃっ……ちゅくじゅるっ

 

 テンポよく小さくなっていく汚物山。

 が、残り三分の一というところで、

 

 げるぶびゅっ!!

 

 かりんは唐突に、勢いよくリバースした。

 

 げびゅるッ! ぅッ、うげぇッ、げぇーっ、ぶりゅびゅッ

 

 嘔吐というよりは、ゲリ糞を排泄するような音。ぽろぽろと零れる涙は透明だが、口腔から溢れ、鼻腔から零れるものは糞色に濁り、ドロリと糸を引いて、ベッチョリとシーツを汚した。

 最初純白だったシーツは、すでにほとんどの部分がプレイ前の色を残していない。それと同様、「幼姫」たちも未成熟な身体をオレの望むままに穢している。

 ベッドに広げられた、三人分の排泄物と嘔吐物。そう思うと少ないように感じるが、いろいろと楽しんだのだから仕方ないだろう。

 エズきを終え、呼吸を整えると、リバースしたものに口をつけようとするかりん。それに目をむけていると、

「おにいさん。むつきにも、たべさせてください」

 チンポをなめていたむつきが、顔をあげていった。それが、ガンバった「妹姫」たちを少しでも休ませてあげたいという気持ちからの言葉だということは、オレにもなんとなくだがわかった。

「じゃあ、みんなで喰え」

 オレの言葉に、

「はいっ! ありがとうございますっ」

 むつきは嬉しそうな顔して頭をさげると、

「かりんちゃん、むつきにもください」

 這うようにしてかりんへと近づき、かりんの汚れた口元をぺろぺろとなめてから、汚物喰いにとりかかった。

 寄りそって汚物にむかう、むつきとかりん。少ししてから、そこにしずるも加わる。が、明らかにしずるの食べる量が少ない。多分しずるは、「食べる」のが苦手なんだろう。それは汚物に限らず、普段の食事でも。オレの妹もそうだ。少食で、食べすぎると気分が悪くなってしまう。

 だとするとオレは、しずるに随分なムリをさせてしまったのかもしれない。最初にウンコパスタを食べさせたとき、美味しそうに食べていたから、なんとなくだが「こいつは食べるのが好きなんだろう」と、勝手に思いこんでいたのかもしれない。

 罪悪感。そういう感情なのだろう。オレは心臓をギュッと締めつけられるような、不快な気分を味わった。別にオレが、「そんな気分」になる必要なんてないのに。オレは、なにも悪いことはしていない。実際、ウンコゲロをブチまけるしずるの姿は、とても興奮できるすばらしいものだった。

 オレが満足したのだから、それでいい。「幼姫」のことなんて、どうだっていいじゃないか。

 汚物喰いを進めていく三幼姫。口の中のものを胃へと送ったしずるに、むつきが口移しでつぎのものを与える。唇を繋げたまま、ふたりで仲良く味わっていく。その間、かりんはひとりでもくもくと食事をつづけ、やがてふたりの唇が距離をとると、むつきと入れ替わるように、しずるへと身体を寄せていった。

 顔をうわむきにして、軽く唇を広げるしずる。ゆっくりと近づいていくふたりの唇。かりんがまぶたを閉じる、しずるも閉じた。なんだか色っぽくアヤシゲな空気を演出するふたり。

 が、一対の唇は重なることなく、

 

 げびゅぽ……っ!!!

 

 かりんがゲロった。溢れる汚物。ほぼ一瞬で、しずるの顔面は汚物で隠れる。それに習ってか、むつきまでもがしずるの顔面へと嘔吐した。

 顔面から垂れる汚物が、しずるの全身を汚していく。ドロリというより、ネッチョリといった感じの汚物。オレが好む、いい感じになってきていた。

 むつきとかりんはそのまま、ベットに散らばっているものも使い、汚物でしずるをコーティングしていく。

 長い髪を、細い首を、肩を。腕、脚、胸、お腹……お尻の中、そして股間の奥へも、むつきが口移しで汚物を注入していった。

 

 にちゃっ、にゅるにりゅっ……みちゅっ、ぴちゅっ

 

 数分後。そこには、全身を汚物で染めあげた、細身の幼女のシルエットができあがっていた。

 頭の先から足の先まで、肌色の露出がないといっていいほどに汚されている。当然、顔面も例外ではなく、べっちょりと塗られた汚物でまぶたを開くことができないしずるは、手探りしながらオレへと近づいてきた。

 確実に縮んでいく距離。伸ばされた腕。汚物色に染まったその手が、オレの肩ふれる。あぐらで座るオレの脚に乗り、

「あに……さま」

 そっと、胸元に身体を預けてきた。しずるの身体を包みこむぬめりが、はっきりと感じられる。やわらかくも、骨ばった肢体。そんな、しずる自身の感触も。

「しつれいします、おにいさん」

 むつきがオレのペニスをつかみ、しずるの股間へと導いていく。

「いいですよ、しずるちゃん」

 そして、ペニス全体にかかってくるしずるの重み。

「ぁっ……ぅ、くぅ」

 腰を上下、そして前後に動かし、小さな性器が懸命にオレを飲みこもうとあがく。やわやかな肉に擦られる先端。汚物のぬめりも手伝って、オレはしずるの中へと沈んでいく……ような感触を味わえるだけで、実際は入り口付近で擦られているだけのようだ。

「しずるちゃんっ、がんばってっ!」

 かりんの声援。

「おにいさんも、がんばってください」

 なにをガンバレというんだ?

 しずるはオレの首筋に抱きつき、

「あ、にぃ……さま」

 

 ぎゅにぅっ、ぐちゅっ、ぬちゃっ、ぐにゅぅっ

 

 繰り返し、強く腰を押しつけてきた。その動きに合わせ、オレも腰を動かしてみる。突くたびに、狭い門がゆっくりと開いていくようにも感じる。

 

 にゅくっ、ぬくっ、にちゃにちゅっ、ぐちゅっ、にちゅっ

 

 と、

 

 づぷンっ……!

 

 突然、壁を突き抜けたかのように、先端が埋まった。

「ぅっ……きゅぅ」

 しずるが奇妙な声で鳴き、埋もれた部分が強く締めつけられる。

「ぅンっ、ぅンっ!」

 しずるは腰を動かしつづけ、ズッ、ズッ……と、オレは少しずつ奥へと招かれていく。いや、招かれるというよりは、押しこまれるといった感覚に近い。閉じていた肉を押し広げ、乱暴にオレの居場所を確保するというような。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ」

 しずるの吐く熱い息が、オレの胸元を焼く。

 汚物に濡れた肌。やわらかな感触。強く締めつけ、かすかに蠢く、温かな膣内。

 オレは目を瞑り、妹、櫻子(さくらこ)の姿をまぶたの裏に映す。櫻子……サクラの部分も、こうしてオレを受けいれることが可能なのだろうか。

 しずるとサクラの体型に、さほどの違いはない。サクラの方が少し小さいとは思うが、こうしてまぶたを閉じていると、まるで、サクラと繋がっているかのような錯覚に陥る。

 サクラ……。

『おにいさま、だいすき』

 幻覚。そして幻聴。

 そんなことはわかっていたが、ペニスに力がはいり、更に膨らんだのがわかった。

「あっ、きゃっ!」

 オレは前かがみになり、繋がったままのしずるを……いや、『サクラ』を押し倒した。

 内部で膨らんだからだろうか、ペニスの位置は固定されたまま、押すことも引くこともできない。しっかりとくわえこまれている。

 でも、いい。関係ない。

「サクラっ、サクラっ!」

 オレは欲望のままに腰を振り、『サクラ』を犯した。

「あ、あにさまぁあぁっ!!」

 サクラはオレを「おにいさま」と呼ぶ。そう躾けられている。

 が、それでも。オレの目に映る「幼女」は、汚物にまみれ、悶え、悦んでいる『サクラ』にしかみえなかった。

 しっかりとオレを捕まえる膣壁。精液をねだるように、強く締めつけてくる。両手で『サクラ』の腰を固定する。塗られた汚物がぬめり、巧く捕まえられない。オレは『サクラ』を抱きしめるようにして捕まえると、

「だすぞ、サクラっ! 妊娠させるぞッ」

 一気に絶頂へと駆けあがった。

 これまでに体験したこともないほどの快感。ドクドクと湧きでる精液が、『サクラ』の膣内を満たしていく。汚物とともに子宮へと流れこみ、そこもいっぱいにしていく。

 本当に孕んでしまえばいい。汚物溜りになった汚らしい子宮で、「穢れたオレ」の「娘」を孕めばいい。そうなったら、「母娘」ともども、犯し、味わいつくしてやるのに。

 暗闇色の思考にふけっていたのは、時間にして、ほんの一瞬のことだろう。

 オレは激しく腰を突き、精液を最後の一滴まで搾りだすようにして、『サクラ』……いや、違う、しずるだ。しずるへと注いだ。

 

     ☆

 

 結合をといたオレは、ベッドに横たわり荒い息をするしずるを眺める。こうしてみると、なぜサクラと混同したのか不思議になるほど、まったく似ていなかった。

「よかったぞ、しずる」

 ほぼ無意識に、そう口にしていた。たぶん、「サクラ」と、妹の名を口にしてしまった恥ずかしさと気まずさがあったのだろう。「幼姫」たちが、そんな「オレの個人的なこと」を気にするはずはないのに。

 しずるとの今の行為は、存分にオレを満たしてくれたが、満足げに残り汁を垂れ流すペニス(最後までしずるに注入したつもりだったが)は、力を失うことなく上向きにそり、次の戦闘を心待ちにしているかのようだった。

 オレは一度、汚物でベッチョリとなっているしずるの頭をなでると、

「ありがとう……な」

 少しだけだが心の中にあった感謝を、意識的に言葉にしてつげた。すると、かすかにだが、しずるは唇を「笑み」の形にしたように思えた。たったそれだけのことなのに、オレはとても「嬉しい」と感じていた。

 もう一度しずるの頭をなでるため、腕を伸ばそうとしたとき、

「おにーちゃん、なめなめしていーい?」

 かりんが、オレの顔を覗きこんできた。

「あ、あぁ」

 唐突なオネダリに驚かされたが、オレはかりんのしたいようにさせてやることにした。

「えへへ、ありがとっ」

 オレの了承に、かりんはうれしそうな顔をして、股間へと顔を埋める。

 

 ちゅく、ちゅぴちゅくちゅくっ、ぬらっ

 

 かりんの「なめなめ」は、

「なんだ、巧いじゃないか」

 プレイ最初、しずるとふたりでおしゃぶりしたときとはまるで違っていた。

「ごめんね。かりん、ふたりでだとじょーずにできないの」

 かりんは早口でつげると、すぐに「ひとりでする上手ななめなめ」に戻った。

 オレはかりんのおしゃぶりに身をまかせながら、ちょうどしずると並ぶようにして寝転がる。目を閉じ、胸元を上下させるしずる。まるで、眠っているかのようだった。

 オレも目を閉じて、かりんのおしゃぶりを満喫する。

 

 ちゅっ、ちゅくちゅ〜っ、ぴちゅっ、ぴちゅくっ、ぬくぬにぃっ

 

 股間から全身に広がっていく快感。とてもいつつとは思えない舌づかいだ。

「あ、あの……おにいさん」

 顔の上からの声に、まぶたを開ける。

「おくすり、いかがですか?」

 むつきが錠剤を手のひらに乗せ、オレにさしだす。精力増強剤のようだ。あと数回は持ちそうな気もするが、飲んでおいてもいいだろう。

「そうだな、もらおうか」

 オレの返答に、

「はい」

 むつきは錠剤を口にいれると、口移しでクスリを飲ませてくれた。その効果はすぐに現れ、オレのペニスはかりんの口の中で、痛いほどに膨らんでいた。

「ぅンぁっ……おにーちゃん、すごいね」

 先端から溢れる滴を、かりんがちゅーちゅーと吸いとっていく。

「いっぱい、ぅんっ、ちゅっ、ちゅ〜っ、いっぱいだよ」

 吸われているだけではものたりない。オレはペニスに口をつけたかりんの頭を両手で鷲づかみにすると、

「ぅンぐ……ッ」

 腰を突きあげ、咽に奥にまで突っこんだ。

「ふぐぅっ、ぅっ、ンぅっ」

 多少苦しげな声を発したが、かりんはすぐにおしゃぶりをつづける。

 長くはもたない。そんなことはわかっていたが、

 

 びゅくッ! びゅるっ、びゅッ、びゅくンッ

 

 思うよりも早く、かりんの口腔へと発射してしまった。尿道口に感じる摩擦。まるで小便のような勢いだ。

 

 びゅるびゅくびゅくンっ! びゅっ、びゅくッ

 

 まだでてる。

 ペニスに吸いついたままのかりんの頬は、注がれた汁によって膨らみ、オレ自身も、性器が精液のプールに浸かっているのを感じていた。

 

 びゅくっ……びゅっ、びゅるっ

 

 やっと、収まってくれた。

「ぅくっ……ちゅっ、にちゅぅっ」

 精液を零さないように吸いついたまま、ゆっくりと頭をあげていくかりん。やがて、かりんの唇の隙間からはなにも零れることなく、オレのモノは完全に空気にふれていた。

 口に溜めた精液。かりんはそれを、

 

 どろぉ〜っ、ぬちゃあぁ〜

 

 横になっているしずるの、汚物でパックされている顔面へと吐きだし、さらにその上からザーメンパックを施した。と、

 

 ぷくぅ〜

 

 しずるの鼻腔を塞いだザーメンが、鼻ちょうちんのように膨らみ、

 

 ぱちんっ!

 

 弾けた。

「くすっ、くすくすっ」

 むつきが笑い、かりんもそれにつられて笑う。その声に反応してか、

「……えっ、な……なに?」

 しずるが口を開いた。

「しずるちゃんのおかお、おにーちゃんのおつゆでべっちょりんこだよ。かわいーの」

 かりんにはなにも返さず、しずるは唇に付着したザーメンをなめとると、

「も、もうしわけございません。あの……ねてました」

 どうやら、本当に眠っていたらしい。

 しずるは一度、

「へっ……へくちっ!」

 と、かわいらしいクシャミをして、オレの方へと腕を伸ばしてきた。

 その意図は理解できなかったが、オレは彼女の手をつかみ、なにか……そう、なにかを告げようとしたが言葉がみつからずに、結局……。

「つぎは糞穴の番だな」

 と、身体を満たす性欲に操られてか、そんな「つまらない」ことを口にした。

 しずるは、

「……はい。おねがい、いたします」

 懸命に身体を起こし、四つん這いになって汚物まみれのお尻をオレにむけると、

 

 ぶりゅっ、ぶりぶちゅびぶぅっ

 

 直腸を満たしていた汚物を排出し、オレを迎える準備を整えた。

 しずるの後方に位置をとり、直立した肉棒の角度を調節しながら、汚物を付着させた糞穴の入り口にその先端をそえる。

「いくぞ」

「……はい」

 返事を確認し、オレはしずるに覆いかぶさるようにしながら、

 

 ずっ、ずぶっ……みちっ、みちちぃっ

 

 力強い肉棒を、有無をいわせず埋めていった。

「はぅっ、ぅぁあぁっ!」

 オレの進入に、悲鳴にも似た声をあげるしずる。

 

 ずぶっ……ぐっ、ぐじゅぷっ

 

 まだ進めそうだが、抵抗を感じる部分に到達する。ここでオレは、結合部分を軸にしてしずるを後ろに倒すように腰に乗せ、あぐらの形をとって奥へと潜った。

「ひぅっ! あっ、さ、はっ、はぅっ! さ、さまぁっ」

 ぼぼ根元までオレを迎え、苦しそうな声をあげるしずる。その苦痛を少しでもやわらげるためか、むつきがしずるの股間に顔を埋め、じゅちゅじゅると音をたてて快感を与えようとする。

 直腸というよりは、肛門での締めつけによる快感。身体が求めるまま、自動的に腰を揺らしていると、

 

 ぬちゅくぅっ

 

 これまでにない感触が、ペニスを刺激した。

 どうやら、むつきがしずるの内部に指をいれ、膣壁ごしにオレのモノを擦っているようだった。

 

 にゅくっ、くにくにくにゅっ

 

 結構、はっきりとわかるものだな。むつきの指の動きに、ヴァギナとアナルが薄い壁に隔てられているだけだということを、改めて認識させられた。

 それにしても、クスリが効きすぎているんじゃないか。かりんの口に大量射精したばかりだというのに、オレはもう絶頂を目前にしている。

「ぁっ、ぁんっ、んっ、ぁっ、ぁンっ、ぁっ、ぁンっ」

 リズミカルに奏でられる、しずるの喘ぎ。オレはしずるの両脇をつかみ、膨らみ始めるまでまだ数年の時間を必要としている胸元へと指をむかわせた。

 汚物にコーティングされた胸元の、未成熟な先端をさぐる。

 ……みつけた。

 

 くにっ、くにくぬっ

 

 指の腹でこねてみるが、これといった変化はなかった。が、

「ぁンっ、あ、あにさまぁっ、ゃンっ、ぁんっ、ぁっ、ぅっ……くぅンっ!」

 甘ったるい喘ぎ声が返ってきた。

「なんだ、気持ちいいのか」

 多少乱暴に乳首をこねてみると、

 

 ぎゅっ! きゅうぅ〜っ

 

 アヌスの締めつけがこれまで以上にキツクなり……ダメだ、でるッ!

 

 びゅくびゅくびゅくンッ!

 

 尿道を通り、精液が噴出する。しずるの直腸を精液タンクにするほどの、長いながい絶頂。ごぷどぷっと、溢れつづけるザーメン。あまりの気持ちよさに、つい、しずるの乳首を掴む指に力がはいってしまった。

「ぁあぁっ! ぁっ、あぁあぁ〜っ!!!」

 言葉にならない絶叫が室内に響く。相当痛かったのだろう。オレが乳首から指を離しても、しずるは「ひっ、ひいぃっ!」と呻きながら、精液を搾りとるようにアヌスをギュっギュっと痙攣させ、オレの快感をより長いものへと誘ってくれた。

 幼女のアナルで、自分勝手に暴れるペニス。その動きが急速に鎮まっていこうとする、その時。

 

 ズキン……ッ!

 

 オレは後頭部に、突き刺すような痛みを感じた。

 少し、ハリキリ過ぎただろうか。

 

『……さま、おにいさまっ』

 

 痛みが引いてきた頭に響く、サクラの声。

 そういえば、サクラもいつつになったのだから、〈統一政府〉から「仕事」が与えられるはずだ。

 もし、それが……。

 

『おにいさまっ! おにいさまぁ〜っ』

 

 声とともに、脳内にフラッシュするビジョン。数人の裸の男に囲まれ、男の精にまみれたサクラが、泣きじゃくり、オレに助けを求めていた。

 な、なんだ、これ? やけにリアルで、心臓を潰されるかのようなイヤな感じがする。

「サク……ラ」

 胸が苦しい、吐きそうだ。

「だいじょうぶですよ、おにいさん。さくらこちゃんも、きっと、ごじぶんのおしごとをきにいってくれます」

 そういうと立ちあがって、むつきは汚れた指をしゃぶる。

 こいつは、なにをいってるんだ?

 わけがわからない。

 ムジャキに微笑むむつきが、なぜだか、とても怖ろしかった。

 でも……え? 櫻子ちゃん……?

 オレはサクラとは口にしたが、櫻子とはいってないはずだ。

「ど……して?」

 震える声で問うオレに、

「さあ? どうしてでしょう?」

 むつきは微笑んだまま小首をかしげ、

 

 くすくすくすくすっ

 

 嗤った。

 笑ったではなく、邪悪な顔で明らかに嗤った。

「まだ、おもいだせませんか?」

 思いだす……? な、なにを!?

 オレの胸に持たれこみ、間隔の早い呼吸をするしずる。むつきはしずるの髪を鷲づかみにすると、乱暴に引っぱって前に倒した。

 しずるのアナルに埋もれたままのペニスが、引きずりだされるようにして半ば抜ける。が、完全に抜けたわけではない。先端はまだ埋まったままだ。

「そんなにチンポがすきですか? はしたない」

 むつきは手加減のない勢いで、しずるのわき腹を蹴りあげる。

 呻き、身体を折るしずる。その動きで、ペニスは自由になっていた。

 苦しげにむせるしずるの肛門から、おぞましいほどに大量の精液が溢れてくる。本当に、オレがだしたのか。おかしいだろ、この量……。

「おくすり、ちゃんときいたみたいですね。よかったです」

 むつきの後ろに、もうひとりの姫の姿がみえる。姫……かりんは両手で顔を覆い、微動だにしない。自分はなにもみていない、しらない。そういうかのように。そして、少しでも動くとしずるを襲った災厄が、自分にまで襲いかかってくるとでもいうかのように。

 突然、そして唐突なむつきの変貌に、オレは、

「ねぇ、おにいさん?」

 ただ、言葉を失って、

「ほんとに、おもいださないの?」

 だ、だから、なにを……?

「……そう、つまんないです。でも、こっちのおくすりもちゃんときいてるみたいなので、もんだいはないですけど」

 むつきは、いまだ苦しそうに呻いているしずるの背中に、ゾッとするような勢いで、高い位置からのかかと落としをくらわせる。

「くすっ、いたい? しずるちゃん」

 うれしそうに微笑むむつき。怖い。さっきまで、ただの幼女だったはずなのに。

「でもさくらこちゃんは、もっといたいおもいをしてるんでしょうね。ね? お・に・い・さ・んっ」

 え……? なっ、ど、どういう、

「どういうことだ!?」

 強く怒鳴ったつもりだった。

 だが、ほとんど声にはならなかった。

 く、苦しい……。

 身体が、息が……。

 どうなってるんだ?

 いったい、これ……は……?

「だいじょうぶです。まだころしません」

 ………………。

「それは、もっといろんなおくすりをためしてからです」

 …………。

「えっと……きこえてます?」

 ……。

 

 ねぇ、おにいさん? きこえてますかぁ〜っ



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